■“人を覚えている”ということは、身体全体、もしくはその人の顔の細部を記憶している、ということではなくて、その人の全体的な雰囲気を記憶しているということかもしれない。

かなり抽象的な表現でわかりづらいですよね^^;。

つまり、自分の友人と会って話しをしているところを想像してみて下さい。

その友人は、顔の表情や身振り手振り、目線、口調、アクセント、または話の内容、どういうことをいま考えているのか、どんなことを憂えているのか、などなどの情報を発信します(人をまるで機械みたいな表現になっているが、どこぞの厚生大臣ではないですよ(笑)。

受け手である“私”はそれらの情報を自分のなかで吟味して、その人全体の印象として記憶することになると思います。

それまで人の印象のほとんどは顔や表情によるものだと安易にとらえていたが、そうではなさそうだ。

人の印象はいろんなところから判る。

目線ひとつでも何かを感じ取る。

別に怖がることではない。

こういうところが人って面白いなーと思う。

■近頃、カルロス・クライバー指揮の『カルメン』に接しているせいか、このオペラにすごく興味が出てきている。

偶然にも今年の小澤征爾音楽塾の題目は『カルメン』!これは行くしかないね。

小澤さんのオペラはこの音楽塾の前身のような存在であったヘネシーオペラシリーズで2度。サイトウ・キネン・フェスティバルで一度観たことがある。

ヘネシーオペラは第1回公演だったかな、リヒャルト・ワグナーの『さまよえるオランダ人』。このとき東京オペラシンガーズが発足したと思う。

当時この合唱団に知り合いがいて、小澤さんの練習ぶりを聞いたりした。

「小澤さんはすごくエネルギーに満ち溢れており、彼がタクトを振った瞬間、音が信じられないくらい良くなった!」と興奮さめやらない状態で話していたのを覚えている。

その後、ジャコモ・プッチーニ『蝶々婦人』も観た。これもいい舞台だった!

サイトウ・キネンではイゴール・ストラヴィンスキーの『道楽者のなりゆき』。これは僕のオペラ体験すべてのなかで最高の体験。完璧なオーケストラと歌手陣。忘れられない至福のときでした。

チャンチャン