■昨日、チャップリン監督・主演の『モダンタイムス』を観た。
時間も遅かったので部分的に。こういう見方は本当は良くないのだけど、けっこうやってしまう。

チャップリン映画はそのストーリー自体が『冒険』だと気がついた。
行き先のまったく分からない人生の旅を描いている。
むろん設定自体が浮浪者ということなので、決まった家や定職をもっていないこともある。
でも、生き方というか姿勢がその場その場で決定していて、あまり先のことを考えない。
ひもじいながらも人生を楽しく送っている。

だいたいの現代人は将来死ぬまでこんな人生を送るんだろう・・という一定のイメージの中で生活している。
それはそれで安定した生活を送れるという観点から見ると、決して悪いことではない。しかし、なんだか決まってしまった線路の上だけを走るのは、面白味がない。
あまり先のことを決めずに生きることは素敵なことなんじゃないだろか?と思った。
チャップリンの自由な生き方には一種の憧れをもった。

■また、ヒロインの女性(ポーレット・キタードという名だっけ?)とのやりとりが面白い。
同じような境遇の貧しい女性と知り合うのだが、ふとしたきっかけで一緒に生きることになる。
このとき、「あなたが好きだから一緒にいてくれ!」とかいう告白はない。
なんとなく意気投合してお互いに気が惹かれあっているのだ。
思えばチャップリンの作品はこのパターンが多い。
なんとなくくっ付いて、気がついたら振られてしまっているような。
「好きだ」「嫌いだ」という言葉の確認はない。
人間同士の絆は、こういった感性が最も大事なのだろうか。

どこまでもオープンな生き方だ。

ジャンジャン