■家の購入を考えているんですが、これは大変なパワーが入りますね。
考え出すと本当にきりがない。
今は賃貸マンションなんですが、子供も大きくなってきたりと、家族構成が大きくなってくる。
そんで本格的に家を買おうと思って、いろいろあたってるんですわ。

そもそも自分たちが本当に求める家ってなんぞや?とか考えてしまう。
今のハウスメーカーの仕様はどこでも構造面では申し分ない水準まで達している。
費用と相談しながら、本当に必要なものだけに絞っていくのだが、メーカーの営業担当者と話していると、中心(自分が求めているもの)から離れていってしまうような感じをもったりする。
そういうときは時間をおいてゆっくり考えると、やはりあれは必要ない設備だな・・とか思い直す。

便利さが増すと、ストレスも増す。

河合隼雄さんの本に書かれていたこの言葉をいつも心で繰り返し考えている。

まさに現代がそういう時代の真っ只中にいるのだ。
携帯電話をしょっちゅう使用する人のストレスも実は相当なものだろう。
また、現代人は『待てない人』になってしまったと言われる。
携帯の便利さの反面による現象だろう。

便利さも必要最小限でいいと考えている。
家も同じ、あまりたいそうな家はいらない。
かといって、パワービルダーの作るような雑で良い加減な家は問題外。

丈夫で、シンプルな家が望むものなのだ。

■昨日はヴィスコンティ監督作品の『ベニスに死す』をDVDを借りてきて観た。
昨年NHKBSで放映したのをビデオに撮って観ていたのだが、画質が悪く、この映画は鮮明な画質で観ないとダメだと思っていたのだ。
やはり細部がよく分かるDVDでは印象が違った。
この映画は極端に台詞が少なく、主人公の表情などからストーリーを感じ取らなければならない。
気を抜いて観ていると難解な作品にしか映らないだろう。
正直、僕もなんだか消化不良的な印象がある。
しかし、なぜかすごく惹きつけられる。
それは作品全体、総合的によく出来ていると感じられるからだ。
抽象的な良いまわしだが、美術や衣装など、むろん演出も、カメラの位置とかも、いちいちすばらしいんだ。
もう一回観ようと思う。
あと、同時に『カリガリ博士』という1919年のドイツ映画も借りた。