■リュック・ベッソン監督の最新作『アンジェラ』でした。
ベッソンは自分で監督する作品は慎重に選んでいる。
脚本や製作はよくやっているが、どこか落ち着かず、深みのないアクション中心の作品なのであまり好きではない。
この『アンジェラ』は内面重視でよかった。面白かった。
少々荒削りであり、以前の作品のような迫力に欠けるが、映画にしか成しえない意味深いシーンがたまに出てくる。
ストーリーは昔のおとぎばなしのような展開だが、ズレていない。
外面より内面重視という考えも好きだ。
しかも全篇モノクロ。
ますます良い。
映画はモノクロのほうが絶対いい。
美しくて、妙に現実味があるのだ。
■フランスの哲学者にミシェル・フーコー(1926~1984)という人がいて「人間の内面の時代はおわった」と言ったそうだ。
この言葉を発したのはいつかは知らないが、当時より今のほうがますます「内面の時代はおわった」感が僕は強いと感じている。
これは、どこをみても思うことだ。
でも、今生きている人は心のどこかでその内面的に希薄なこの世の中のことを物足りなく感じているかもしれない。
その物足りない気持ちを、内面を掘り下げる方向にもっていく人は少ない。
多くの人は無意識に、現在人々に人気のある事柄(流行・アトラクション)に求める。それは、失礼な言い方だが、ある意味、不安を紛らわすような、誤魔化しているようにも思うのだ。
■お正月は親類の家とかに行くとどうしても暇つぶしにTVを見てしまう。
そのとき気がついたが、バラエティー番組の出演者の、あの“無理に盛り上げようとする姿勢”。笑っているようで笑っていない笑顔。これがどうしても気になる番組が多々あった。
そういう僕も『たけしのお笑いウルトラクイズ』やダウンタウンの番組では結構笑ったりしたが、以前のようにオープンな笑いではなくなった。
どこか僕の気持ちにひっかかる笑いなのだ。
それは、他人を痛めつけている笑いだからだ。
まあ、出演者である芸たちはそのイジメを“おいしい”こととして喜んでいるが、小さい子供にはそこまで分からない。
一緒に観ていた子どもは「かわいそう・・」と本気にしてしまう。
実は、この辺は難しいところだ・・。
それは、現代人はまったくこういうのに接しないで生きているわけではない。
陰と陽を知らないとどんな時代でも生きていけない。
子供は陰にどのように接していくのか。
これも重要。
“イジメをなくそう”と運動があるが、イジメはなくならない。
イジメは人間の本質的なものだと思うから。
課題は、イジメの中身とまわりのサポートだと思う。
そこまで考えてTV番組は作られない。
以前のようにあっけらかんと笑えないようになったのは、自分の内面の変化なのか?またはTV番組の内容が変わったのか?
明確には答えが出せていない。
今年もいろいろあるだろう。
でも、そういうもんだ。がんばりますか。
ベッソンは自分で監督する作品は慎重に選んでいる。
脚本や製作はよくやっているが、どこか落ち着かず、深みのないアクション中心の作品なのであまり好きではない。
この『アンジェラ』は内面重視でよかった。面白かった。
少々荒削りであり、以前の作品のような迫力に欠けるが、映画にしか成しえない意味深いシーンがたまに出てくる。
ストーリーは昔のおとぎばなしのような展開だが、ズレていない。
外面より内面重視という考えも好きだ。
しかも全篇モノクロ。
ますます良い。
映画はモノクロのほうが絶対いい。
美しくて、妙に現実味があるのだ。
■フランスの哲学者にミシェル・フーコー(1926~1984)という人がいて「人間の内面の時代はおわった」と言ったそうだ。
この言葉を発したのはいつかは知らないが、当時より今のほうがますます「内面の時代はおわった」感が僕は強いと感じている。
これは、どこをみても思うことだ。
でも、今生きている人は心のどこかでその内面的に希薄なこの世の中のことを物足りなく感じているかもしれない。
その物足りない気持ちを、内面を掘り下げる方向にもっていく人は少ない。
多くの人は無意識に、現在人々に人気のある事柄(流行・アトラクション)に求める。それは、失礼な言い方だが、ある意味、不安を紛らわすような、誤魔化しているようにも思うのだ。
■お正月は親類の家とかに行くとどうしても暇つぶしにTVを見てしまう。
そのとき気がついたが、バラエティー番組の出演者の、あの“無理に盛り上げようとする姿勢”。笑っているようで笑っていない笑顔。これがどうしても気になる番組が多々あった。
そういう僕も『たけしのお笑いウルトラクイズ』やダウンタウンの番組では結構笑ったりしたが、以前のようにオープンな笑いではなくなった。
どこか僕の気持ちにひっかかる笑いなのだ。
それは、他人を痛めつけている笑いだからだ。
まあ、出演者である芸たちはそのイジメを“おいしい”こととして喜んでいるが、小さい子供にはそこまで分からない。
一緒に観ていた子どもは「かわいそう・・」と本気にしてしまう。
実は、この辺は難しいところだ・・。
それは、現代人はまったくこういうのに接しないで生きているわけではない。
陰と陽を知らないとどんな時代でも生きていけない。
子供は陰にどのように接していくのか。
これも重要。
“イジメをなくそう”と運動があるが、イジメはなくならない。
イジメは人間の本質的なものだと思うから。
課題は、イジメの中身とまわりのサポートだと思う。
そこまで考えてTV番組は作られない。
以前のようにあっけらかんと笑えないようになったのは、自分の内面の変化なのか?またはTV番組の内容が変わったのか?
明確には答えが出せていない。
今年もいろいろあるだろう。
でも、そういうもんだ。がんばりますか。