■来週からNHK-BS2でルキノ・ヴィスコンティ監督作品をまとめて放送する。

21日(火) 後8:00~9:56 夏の嵐 1954年・イタリア
22日(水) 後8:00~9:43 白夜 1957年・イタリア/フランス
23日(木) 後8:00~前0:00 ルートヴィヒ 1989年イタリア・西ドイツ/フランス
27日(月) 後8:00~10:50 若者のすべて 1960年・イタリア/フランス
28日(火) 後8:00~10:12 ベニスに死す 1971年・イタリア
29日(水) 後8:00~10:22 郵便配達は二度ベルを鳴らす 1942年・イタリア
30日(木) 後8:00~9:41 熊座の淡き星影 1965年・イタリア

実はいままでヴィスコンティ作品をまともに観たことはない。
ヨーロッパの監督ではルネ・クレマンやフェデリコ・フェリーニ、ジャン・リュック・ゴダール、イングマール・ベルイマン、フランソワ・トリュフォーなどの代表的な作品しか観てこなかった。
それも高校生のときが大半。
当時僕は学生なりに理解し、人格形成に係わる影響も受けたと思っている。それに作品自体の力が強く、内容も面白かった。
でも、今観ると違った面が観えるだろう。
これらの作品はビデオに撮ってぜんぶ観るつもり。

ヨーロッパの映画はアメリカのとは違う。
現実的で人の内面にスッと入り込む感じ。空虚。
その苦味がいい。

■近所のビデオ屋さんにはこういった作品が少ない。
やはり売れる作品しか置かないので、似たような映画ばかりになってしまう。
もっと希望するのは、往年の名画を劇場で上映してほしいということ。
この当時の映画には、今にない貴重な要素がふんだんに含まれている。
一言でいうと、「情緒にあふれている」のだ。
当時の人は芸術を今より真剣に捉えていた。
時間の使い方もゆっくり。人生の楽しみ方も知っている。
そんな時代に作られた作品は、今も色あせない。というか新鮮だ。
白黒の映像も実に美しい。
映画は白黒の方がいいと、今でも変わらずに思う。

リュック・ベッソンの新作『アンジェラ』は白黒作品。
劇場公開に間に合わなかったのでDVDをレンタルするしかない。
来週にでも観てみよう。