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■映画『かもめ食堂』はかなり良いところを突いた作品で面白い!
女性監督ならではの視線で、淡々と独自の世界を描く。
丁寧で美味そうな食べ物を作ったり、それを実に美味しそうに食べるシーンが多く登場する。
定食屋さんのキッチンは静かで清潔。ひたすらに自分のポリシーのもと日本食をつくる。
それをフィンランドの人達に食べてもらう。
メインメニューはおにぎりだ。
心をこめてつくる料理は徐々にフィンランドの人々にも認められていく。

■小林聡美さんは、さすがに存在感がある。
彼女しかこの役はできないのではないだろうか。
完全にはまっている。
新聞のインタヴューで読んだが、小林さんは私生活でも食事を大切にしている。
お米を陶器鍋でガスの炎を使っておいしく炊く。
それをおにぎりにして撮影現場に持って行くという。
余ったご飯は冷凍保存。
料理はなんと言っても“心”だろう。
心がこもった料理はとても美味しいものだ。
家庭での料理が美味しいのは心がこもっているからだ。

■それにしても『かもめ食堂』は、良いところ取りだ。
いままでこういう作品は映画ではあまりない。
コミックのような、なんというか軽くて、あったかくて、それでいて映画ならではの意外性もある。
本当にいろんな要素があって、楽しい映画だ。
これは誰が観ても面白いんじゃないだろうか。

そしてエンディングに流れる井上陽水さんの「クレイジー・ラブ」
この歌がなんの前触れもなしに気に入った。
そして、井上陽水さんのベルトアルバムまで買ってしまった。
で、さらに井上さんの虜になってしまおうとは思わなかった。

トンミー・ヒルトネン(豚見昼斗念)