
なんとも仰々しい名称だが、これはロシアのサンクトペテルブルグにある巨大で格式高い美術館の引越し展示。
メジャーな画家の作品は少ないが、見応えは充分あってかなり良かった。
どの作品も自然がもつ光に重点が置かれている。
昔の人間は自然とともに『当たり前の生活』をしている。夜は電気がないのでうす暗い。人も薄暗いなかでは活発に動くことができないので、早々に眠るしかない。
雨が降れば外での仕事は休み。
他の動物と似たような生活パターンなのだ。
人間も地球の生き物の1つなのだから、そういう生活が実はまだまだ性に合うんだろうと思った。
人がまだ入り込んだことがない未開の土地を描いたような風景画。丘のうえにぽつんと建っている宮殿。それは自然のなかの一部でしかない。自然から離れるなんて考えもしない時代。
家畜と人の共存。
わずか100数十年で、地球の風景は変わった。
あまりにも短期間での変貌に、人間は追いつくことができないのではないかと思ってしまう。
美しく輝かしい名画に接っした感動も大きいが、こういうような問題が必ず頭をもたげる。
ピョートル一世と女帝エカテリーナをめぐる歴史も非常に興味深い。
美術館に行くと歴史的な関心も高まり、興味がますます広がる。
今度は国立西洋美術館で開催している『ベルギー王立美術展』行こうと思う。
ナポリの夜、花火を見る人々を描いた作品。あれはほんとに見事!光の具合が奇跡的で幻想的な世界を表現している。1番心に残った作品。