
空き地にポツンと一匹退屈そうにいた。
ヒモで繋がれていて、座布団(?)と背もたれ、それに折畳み傘の屋根がある。
きっと近所の名物ネコなのだろう。
ネコはイヌと違って拘束させるのが嫌いで自由を求める動物ですよね。
そう考えると、このネコはどこか寂しそうに見えた。
本当は自由気ままに街をうろつきたいんだろなー。
人間の思惑なんかまったく気にせず、お腹がすいたらご飯を食べに戻り、満腹になったらまたフラリと外へ歩きにいく。
ネコはそういう気ままな自由人(ネコ)だ。
■ネコのような気ままな人生も良いかもしれない。
イヌのようにどこにも忠誠を尽くさずに、風邪の向くまま気の向くまま。
月曜日はどこか疲れている。調子がでない。そういうときは逃避願望が芽生えるのだろうか。
■昨日の晩は黒澤明監督『影武者』を途中まで観た。
仲代達矢演じる武田信玄の影法師が好きだ。あの信玄を必死に演じようとする影武者の表情と仕草。威厳にあふれ素晴らしい。また黒澤さんの凄さが随所に感じられて改めてその偉大さが分かる。信玄の登場するシーンなどはかっこいい!ひたすらにかっこいい!
この時代、人々の立場は明確に区分されていた。主君は絶対的な存在であり、主君を頂点とした人々は完全に統制がとれていた。主君のためにあっさりと死んでいく取り巻きたち。その現実を影法師は驚愕をもって体験する。
単なる壮大で表面的なドラマではなく、むしろ人間の内面に光を当てた大変内容の充実した作品なのだ。
黒澤さんは人間の内面に最も関心があったのだと思っている。よく歴史的超大作をつくるといった表面的なイメージが先行している感がある。しかしどの作品でも、その人間がものすごい運命の中でいかに生き延びて強く生きていくのか。とか“人間の業”というか深い深い人間という生き物そのものを描こうとした。しかも圧倒的な映像をもって・・
■今の日本社会は100年位前まで続いた階級制度の名残が色濃く残っている。
とくに企業では“会社ゴッコ”でもしているような上司へのゴマすり。その人間の中身より肩書きで人を判断するサラリーマン。まだまた真の自由・公平とはいえない日本の会社。
しかも、メディアを賑わせるのは、まともで崇高な精神を持ってるとは思えない企業家達だ。