■W杯日本代表試合をそっちのけで「キッチン」に集中してしまった。
吉本さんの文章はどこを切り取っても、意味が深くて無駄な要素がない。
こんなに凄いと思った作家は藤沢(周平)さん以来といっても言い過ぎではない。
それにしても「キッチン」は素晴らしい小説だ。
主人公のみかげの心境は手にとるように分かるし、とても深い。
きちんと自分の人生を歩んでいる。歩もうと努めていた。
雄一との関係も、そんじゃそこらの男女間とは異なり、精神的に高い。
夜の街を走るみかげの影の風景など、こまかい描写も好きだ。
吉本さんはほんとうによく人物を(自分も)見ている。
物事を捕らえる能力と表現力が長けているうえに、自分の頭でようく思考することに重きを置いている。
それに”死”が小説いっぱいに漂っている。
ここの”死”は暗く、恐ろしいという印象よりも、寂しさ、切なさのイメージが強い。
死がこのように描かれているので、反対の”生”を常に意識しながら読んでいた。
『人がこの世を生きるとはどういうことか?』
心理のとても深いところを刺激してくるのだ。
物語は展開が意外なところも多くて、その点でも面白い。
終盤のカツどんの描写が頭に残っていたせいか、今日はカツどんを食べてしまった(笑)
吉本さんの文章はどこを切り取っても、意味が深くて無駄な要素がない。
こんなに凄いと思った作家は藤沢(周平)さん以来といっても言い過ぎではない。
それにしても「キッチン」は素晴らしい小説だ。
主人公のみかげの心境は手にとるように分かるし、とても深い。
きちんと自分の人生を歩んでいる。歩もうと努めていた。
雄一との関係も、そんじゃそこらの男女間とは異なり、精神的に高い。
夜の街を走るみかげの影の風景など、こまかい描写も好きだ。
吉本さんはほんとうによく人物を(自分も)見ている。
物事を捕らえる能力と表現力が長けているうえに、自分の頭でようく思考することに重きを置いている。
それに”死”が小説いっぱいに漂っている。
ここの”死”は暗く、恐ろしいという印象よりも、寂しさ、切なさのイメージが強い。
死がこのように描かれているので、反対の”生”を常に意識しながら読んでいた。
『人がこの世を生きるとはどういうことか?』
心理のとても深いところを刺激してくるのだ。
物語は展開が意外なところも多くて、その点でも面白い。
終盤のカツどんの描写が頭に残っていたせいか、今日はカツどんを食べてしまった(笑)