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マーラーの第9、久しぶりに昨日聴きました。
久しくこの曲から離れていたからか、新鮮だった。
第1・2楽章を楽譜を眺めながら真剣に聴いた。
サイモン・ラトル指揮ウィーン・フィル(EMI)
やはりEMIの音質は良くない、弦が非常に弱々しく収録されている(まあ、放送用の音源をCD化したという話しもあるが・・)。
それより、曲と演奏。
ラトルは、今の指揮者がやらないくらい、慈しむような演奏をしたいる。
第1楽章は、人の幸福と不幸、安堵といった感情の大きな起伏を表しているような曲。
幸福から一転して奈落の底に着き落とされるような激しい部分でのラトルは、もの凄い。
救いようのない絶望というか・・・劇的な転落というか・・・
これはラトルの特徴の1つだと思う。
同じくマーラー第5第1楽章でも似たような印象を持った。
ああ「ホンモノ」を聴いているんだなぁ、と思った。
マーラーのスコアは凄く複雑で、音楽がものすごい勢いで突進している途中で変調しているということに気がつく。
スコアは読めはしないが、追っかけ何度も聴いていると、聴くたびに発見があって嬉しい。
プロからみると些細な発見だろうが、少しずつ曲の内面に迫っていくようで、ワクワクする。
実演では、アバド・ゲルギエフ・ナガノ・井上等を聴いた。
ゲルギエフがベストでした。