やっぱり書かずには眠れません。
「人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
これを菩薩の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ」
信長が桶狭間の戦い(VS今川義元)の決戦前夜に舞ったとされる「敦盛」の有名なくだりです。
「平家でなければ人にあらず」とまで言われたほどの栄華を極めながら、関東の荒くれ野武士である源氏に追われて散り散りに落ちていった平家。
"Off The Wall"、"Thriller"、"BAD"、"DANGEROUS"とメガヒットを飛ばしまくり、「King Of Pop」とまで言われながら、90年代中盤から転げるように落ちていったマイケル。
マイケルが「人間五十年」という年齢で天に召されたことに、日本人としてなにか感じてしまうところがあります。
そして、ぼくが、日本人として、日本人らしく、日本人ならではの方法で、マイケルの死を受け入れ、昇華させ、また明日に向かって歩いていくには、やはりこの一節を心と体に焼き付け直すしかないと思っています。
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
おごれる者久しからず ただ春の夜の夢のごとし
猛き者もつひには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ」
諸行無常・・・盛者必衰・・・
そんな当たり前の真理を、でもすぐ忘れてしまいがちな真理を、日々噛みしめながら歩き続けること、それがマイケルへのせめてものはなむけになるんじゃないかと思っています。
なにせぼくたちの祖先たちは、
四方を、「朱雀」、「青龍」、「玄武」、「白虎」に囲まれた都の中心に、
「両刃の剣、まがだま、鏡」があるべきだと知っていたわけですから・・・
赤か青か、白か黒か、そんな二元論ではない。
武器は弱点に転ずるし、陰は陽を内包し陽は陰に転ずる。そして・・・
相手はいつも自分自身である。
だから・・・
明日も明後日も10年後も、ずっと走り続けていたいと思います。