昨日から深夜枠で始まった宮藤官九郎のドラマ「季節のない街」
毎回、前置きを見ないでドラマは見る。
見始めてすぐ・・黒澤明監督の「どですかでん」？
へ～～～。
黒澤明に挑戦か？？？？
でも・・原作は山本周五郎の「季節のない街」
改めて小説って普遍性があると感じました。
見ていくと基本、映画「どですかでん」
映画では傍観者的な池松壮亮演じる半助はいない。
ただ、この半助が１話の最後の方で「傍観者」ではない演出がされている。
このあたりが・・・宮藤官九郎の上手さだと感じる。
このドラマを作る上で一番の肝は・・・。
六ちゃん役の濱田岳かな？
この俳優ありきで作った作品に見える。
濱田岳以外に誰がいる？
黒澤明の「どですでん」は↓
小説では貧乏長屋。
黒澤明映画では戦後のスラム街。
現代の「季節のない街」は復興の仮設住宅。
この設定にも脱帽です。
今や長屋もないし、閉鎖されたスラム街もない・・・。
設定が難しい。
仮設住宅！
そうかぁ・・・そうきたか・・・（苦笑）
出演者たちも・・・皆凄い。
映画と役のイメージは近い。
だから・・・荒川良々役は・・・田中邦衛だな・・とか・・。
熊役のラリっているのはジェリー藤尾だな・・とか（苦笑）
黒澤作品を知っていると、どうしても、比べてしまう見方になってしまった。
でも知らなくても全然問題ない。
クドカン流の仕上げ方になるだろうと予想できる。
またまた期待大のドラマが始まった。