貝類モドキ

本日の酒は田むら 純米吟醸。
東京のお酒。
つまみはツブ貝のソテー。
ツブ貝、買ってきたとき完全に生きていた。
ツブ貝には毒があってそいつを取り除いてから調理しないとヤバい。
まず貝の中身を取り出して内臓と肉の部分を切り分けて
唾液腺だか涙腺だかを取り除く作業をしなくてはならない。
しかし生きているとはな、と、かなり躊躇った、ちゅうちょった。
活ツブ貝ってそう言う意味だったのか。
魚がピチピチしているのは
早く楽にしてあげよう、という気持ちが働くが
貝のリアクションと来たら
同情してしまう程のスローリアクション&ハイパワーで自室に引きこもる。
一度引きこもったらカウンセリングを続けても難しい。
その姿勢がもう何だか生々しいというか
居ても立っても居られなくなるほど同情してしまった。
同類かも知れぬ。
しかし、俺の手で捌くのは無理、と
その作業だけ目をつぶって生きていく
なんていうのは人間としてナンセンス。
人間やめときな
野生の貝になれ、俺。
う~ん。
どっちにしろ買ってきてしまったのだから
諦めて、このまま放っておいても亡くなってしまうし
海水の水槽で育てるのも有り得ないし・・・
と気持ちに区切りを付けて割り切り
お若いの、今日は泊まって行きなはれ
と、包丁を研ぎながら独り言。
いい貝が入ったのじゃー、
オマエのことだよ!シャー!!
と捌き、フライパンでソテーした。
そして今。
美味い美味い、潮の香りがする
俺の血となり肉となれ・・・
ちなみに毒が残っていた場合
30分後、視界が分裂したり脳が痛くなったり
という症状が出る。
あと、15分。