力「母さんがあんな事になって恨んでいるのか?」
『恨む?とんでもない』
『母さんは悦楽の中で死んだんだ、これ以上の喜びがあるか』
力「それではなぜ?」
『母さんが死んでから3日間勃○が収まらない』
グシャッ(父のアゴを砕く)
父・石橋力は石橋強にとって絶対者ではなくなった
石橋強は単身アメリカに渡る・・・・16歳の時である
石橋がアメリカに来てジムに入ったその日に
16歳の石橋がWBAチャンピオンだったシーザー・アクロイドをスパーで倒したという噂が流れた
オーナーにとってシーザーとは特別な関係だった
オーナーの石橋の扱いを見ていれば真実かどうか明らかだった
石橋は戦うために生まれてきたような男だ
弱冠16歳でアメリカに来た時にすでに強かったーーーーではなく
生まれたその瞬間から強かったのだ
あからさまな嫌がらせと言っていいだろう
タイトなうえ劣悪な場所で試合を組まれても石橋は何も言わず試合をこなしKOを続けた
試合数をこなしても異常と言えるほどランキングは上がらなかった
それでも石橋は何も言わず目の前の試合をこなしていった
石橋の強さはボクシング関係者にとどまらず世間に知られるようになり
チャンピオンを超えるような圧倒的人気になった
だが人気があったのは石橋の試合であって石橋自身ではなかった
《あの無敵の異形の男を倒せ》という敵役としての人気となってしまった
同じ東洋人で同じように強い田島彬は敵役にならずに人気を得た
それは田島の【※売り出し方】がうまかったからだ
※のちのブログにて載せます
《総合のチャンピオンがボクシングに挑戦する》異種間を乗り越えてという肩書があったから注目され人気を得た
[ボクシング]では石橋のほうが強いのに
石橋こそが最強だったのに
チャンピオン(※神の拳、ウォーレン・ウォーカー参照)でさえも逃げ回る真の敵役となってしまった
アメリカでの石橋のニックネーム
《東洋のフランケン・シュタイン》
でかくてブサイクな石橋の見た目からついたあだ名でなく
ヘビー級ボクサーのパンチを何発くらっても倒れない不死身さを加味されたあだ名
実質最強のボクサーだった
後にトレーナーがインタビューで答える
記者「でも本当に石橋は気の毒でしたね?」
トレーナー「いや全然」
記者「えー酷いな、全部本当の話だし」
「アンタは一応石橋の元トレーナーなんだし少しは同情してあげてもいいでしょ」
トレーナー「だってあいつ理不尽な扱いを受ければ受けるだけ興奮してるんですよ」
記者「興奮?」
トレーナー「そう!責められるとーーー」
石橋強がやっと世界戦のチャンスを掴んだ時
田島彬がエキシビションでWBO王者アベル・モーラーを倒し世界戦ができなくなってしまった
暫定王座戦も行われなく(後に人種差別問題になったが)石橋はチャンスを喪った
石橋は翌日にチャンピオンのウォーレン・ウォーカーとの対戦を控えた挑戦者・田島を襲うことにした