春一番が吹き、ようやく春の兆しが見えてきた
寒く釣れない日が続く中、春への期待を胸に車を走らせた
夜、とある河川に到着
本来であればもっと早い時間に着きたかったがテレビでWBCを観戦し、出発が遅れてしまった
狙いはバチ抜けシーバス
滅多にやらない釣りだが、たまには違った釣りをしようと意気込んだためだ
しかしバチなんか一匹も抜けてない
橋脚や街頭周辺を探るが反応は無く、次の釣り場へ移動した
向かった先は磯。ここから朝マヅメにかけて磯マルを狙おうというもくろみだ
ポイントに到着し水温を計ってみると12度と低め
だが、ポイントは波っ気もほどよくあり、良さそうな雰囲気の中ルアーをキャストする
しばらくキャストし続けると、潮目とサラシの合流付近でヒット
ドラグを出すほどではないものの、良いファイトをしてくれる
上がってきたのは74センチのアフターのシーバスだった
優しくリリースし、その後も粘るが反応は無く、移動することにした
次なるポイントはサーフ
ヒラメでも釣れたらいいなという程度の意気込みで向かったが、底荒れしており釣りにならない
以前ヒラメを釣った堤防へ向かうが反応はなく、朝を迎えた
日が出てからは海岸線を車で走り、鳥山がいないかチェックする
するとある磯の沖で鳥山発見
かなりの数の鳥が海面に群がっている
早くルアーを投げたいが、磯は波を被り釣りが出来る状況ではない
やむを得ず、隣の港へ向かうとやはり沖合で鳥が群れている
しばらく待ったが近づく気配はなく、潮が引くまで仮眠をとることに
仮眠から目覚め、先ほどの磯へ向かうが、相変わらず波が高く釣りは出来ない
仕方なく手前の磯まで向かってみた
潮だまりにはイワシが群れていた
このイワシを追って鳥山が出来ていたのであろう
その後は港を転々とし、他のアングラーと情報交換しながら鳥山が近づくのを待ったが、射程圏内に入ることは無かった
このままでは終われるはずもなく、夕マヅメのタイミングで再び磯へ向かった
狙いはまたしても磯マル、イワシを追って回遊してくるシーバスを狙う
また、日中の暖かな気温で水温が暖められたことを期待し磯へ向かった
入れ違いでルアーマンとすれ違ったが、顔色を見る限り何も釣れていないようだ
一抹の不安がよぎるなかルアーをキャストする
すると開始早々ヒット
まさかのヒットに驚きながらも強引に寄せる
中々のサイズらしく、激しい抵抗を見せる
暴れる相手を力でねじ伏せ、無事ランディング
今日2本目となる魚は80アップのシーバス
良いサイズの魚に笑みが零れる
優しくリリースして再度狙うとまたもやヒット
どうやら良いタイミングで群れに当たったようだ
3匹目ということもあり、ファイトを存分に楽しむ
上がってきたのは60クラスのシーバス
写真を撮ろうとするが、スマホの電池が無くなっていた
家で充電してから丸1日経過していたので充電が切れてしまった
ということは丸一日釣りに費やしたことになる
感謝の気持ちでリリースし、素晴らしい一日をくれた海を後にした
次はどんな魚に出会えるだろう