サッカーファンならご存知の通り、レアルの主将
セルヒオラモスと会長フロレンティーノペレスが現在ばちばちのケンカ状態である。。
表向きは解決したとされているが、当然そんなことはない。
今回の一件は、ペレスが単にレアルのCL敗退に激昂したという単純なものではなさそうだ。
ペレスは補強は下手だが、元実業家だけあって頭はかなりいいと思う。
ソラーリ解任が決定的となった今、ペレスはセルヒオラモスを挑発して追い出そうとしているのだ。
レアルの主将であり、戦力的にも必要不可欠な男だけに放出は多大なリスクを伴うがペレスは本気で放出するだろう。
それはなぜか、、
答えは簡単。モウリーニョを次のレアルの監督に就任させるためだ。
モウリーニョはペレスの大のお気に入りの監督だ。
インテルを率いてバルサを下したモウリーニョを次のシーズンには招聘し、通常レアルの監督には選手獲得の権限を与えないが、モウリーニョに全ての権限を与えた。
過去、この権限を与えられたのはモウリーニョとジダンのみだ。
またモウリーニョと馬の合わなかった当時のゼネラルディレクターのホルヘバルダーノを辞任させている。
ペレスにとって至福の喜びはCL3連覇もそうだが、2011-12でバルセロナからリーガの覇権を奪還したことだ。
なぜ今回の一件にモウリーニョが関係しているかというと、モウリーニョとセルヒオラモスは非常に仲が悪い。
実はペレスは2014-15シーズン終了後、アンチェロッティを解任した後にモウリーニョにラブコールを送っている。
その時、モウリーニョが監督就任の条件がカシージャス、セルヒオラモス、ぺぺ、クリスチャーノロナウドの退団というのは有名な話だ。
現在も残っているのはセルヒオラモスただ1人。
ペレスにとってモウリーニョを招聘するのにセルヒオラモスは邪魔でしょうがないのだ。
恐らくモウリーニョが監督に就任したらセルヒオラモスは十中八九、放出されるだろう。
個人的にはモウリーニョ招聘には反対だ。
彼の過去率いてきたチームを見ればすぐに分かるがモウリーニョは最長3年しか持たない非常に短命な監督だ。
加えて彼の唯一のスタイルである堅守速攻は既にトレンドではないため、結果を残せずチームに悪循環を生むことが容易に想像される。
無冠がほぼ確定的になったため、今シーズン限りまでソラーリに続投させ、来シーズンからアレッグッリかジダンに監督を任せるのがベストに思う。