あくまでも個人の一考察です・。

なんだかややこしくなってしまいました…。

 

 

さっきまでツイッターで何となくつぶやいていたことを文章化してみようと思いまして、

 

 

ベンゾ薬害の啓蒙、周知の為には、(まともな)精神科医を敵にしてはいけない(敵視してはいけない)。

薬害に苦しんでいる人ほど逆説的に聞こえるかもしれないが、それが結局は啓蒙の一番の近道ではないかと思います。

 

その理由を述べます。

 

日本は心理療法の普及が絶望的だと思ってます。

(他の国の実情を知ってるわけではありませんが)

 

私の考えですが、軽度~中度のうつ病や、神経症などの心因性精神疾患は、休息や適度な運動と、十分な時間をかけた心理療法をうまく活用することで治癒できることが多いと思ってます。10分診療で投薬だけする精神科医じゃ無理です。役割が違います。

 

精神科医の主な役割は精神障害の診断および投薬治療です。

例えば、うつにも内因性、心因性、外因性といろんな種類があります。

 

的確な診断に基づき、統合失調症などの内因性精神疾患にはなるべくベンゾ以外の薬を用いて投薬治療を行う。

重度うつの方へのECT(電気ショック療法)もTMS(磁気刺激療法)も、精神科医の重要な役割でしょう。

外因性疾患(例えばアルツハイマー)も精神科医の土俵でしょう。多分。

 

とても大事な役割です。

 

ですが私は、中等度までの心因性精神疾患(心因性のうつ病、神経症など)により適している治療は、投薬治療よりも(時間をかけた)認知行動療法やマインドフルネス心理療法といった心理療法だと思っています。

(重度だとECTが必要だったりと、変わってくると思います)

 

日本は、心理療法士の役割があまりにも軽視されすぎているのではないかと感じます。

 

心理療法の軽視→(医者の無知による)安易な投薬治療→ベンゾ被害者の出来上がり。

 

ですので、認知行動療法、マインドフルネス心理療法、リネハンの弁証法的行動療法等、各種心理療法の役割が重視されるようにならないと、ベンゾ被害者も減っていかないのではないかと思っています。

 

ベンゾ薬害の正確な実態が大勢の精神科医に知れ渡るのは、英国のように集団訴訟に勝利したりしない限り難しいのかな、と。

 

ベンゾ被害者を減らすためには、薬物療法に代わる心理療法の普及が欠かせないと私は思っています。

 

 

 

だからといって、10分診療だとしても精神科医を軽視するべきではありません。上述のように、精神科医には精神科医の土俵があります。

 

まともな精神科医の専門性、医療行為への敬意は従前どおり当然払われるべきです。

診断あっての心理療法です。あくまでも医師が最初に診断を行い、「心因性の疾患であり、治療には心理療法が妥当」と判断しないと話が進みません。

 

診断は医師の土俵です。そこに対する専門性への敬意はあってしかるべきでしょうし、そこが崩れるとトンデモ医療がはびこる無法地帯になりかねません。

 

ベンゾ薬害に遭った方は、精神科医を十把一絡げにして敵視しがちな印象を受けます。薬害に遭ってから私にもそういう傾向は多少自覚しています。

 

医者の無知から薬害に遭っているのだから当然と言えば当然です。

 

でも、敬意どころか、(まともな)精神科医に敵意を向けてしまうと、単純に私たちベンゾ被害者が損します。

 

敵意を向ければ向けるほど、精神科医はベンゾ依存者をめんどくさい、関わりたくない患者として認知するでしょう。

(実はツイッターでよく見かける光景です…)

 

私も医療職だったのですが、「ありがとう」と言ってくれる人、感謝してくれる人には、頑張ってよかったと思いましたし、もっとよく勉強しなくちゃという意欲も湧きました。

 

逆にリハビリなんかやるかという敵意丸出しの方には当然やる気が失せてましたね…。

 

単純な話です(・´з`・)

 

 

また、心理療法が注目されればされるほど、利益を優先する(悪徳に近い)精神科医から反発が起こることが推測されます。

単純に患者が離れて収益が減ります。

 

利益追求だけなら心理療法につなげず薬だけ出しといたほうが儲かるので(・´з`・)

 

逆に言えば、良心のある精神科医の方々は、勉強すればベンゾ薬害も認めてくれるだろうと予想できますし、協力医になってくれる可能性も高いです。

 

薬害を認め、安易な投薬治療に限界や危険性を感じる、良心のある精神科医の方々の理解、力で心理療法が普及していき、今後ベンゾ被害に遭う方も減っていくのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ですので、①、②の理由より、私たちベンゾ被害者は、患者のことを考えてくれるまともな精神科医を敵視するべきではないと思っています。するべきでないというか、するだけ損という感じです。

 

もちろんですが、内〇聡などの悪徳医師は論外です。

詐欺師に払うのは敬意ではなく敵意でしょう。(・´з`・)

 

良心を持ったまともなお医者さんとなら、良好な協力関係を築きたいものです。

 

私にとっての中道とは、敬意と敵意を的確に振り分けることなのかなと思いました。

そういった心がけがまともな医者のベンゾ理解に繋がり、一人でもベンゾ薬害から救われる人が今後増えたらいいなと。

 

理想論ですがね(・´з`・)