11日は「列に並ぼうデー」 マナー向上へ北京市が新設

http://www.asahi.com/international/update/0211/007.html

昨日はレンタルビデオショップが半額デーだったので、ビデオとDVDを借りに行きました。レジで支払いを済ませていたら、耳元で声がし始めたので見たら、20代前半と思われる男の子が、僕の直ぐ横に来て携帯電話で話していました。通常なら注意するところですが、もうレジが終わりかけていたので、様子を見ていましたら、1分も待てないと言う

そぶりで、他の列に行こうとしました。半額デーですから、結構込んでいて他の列は長く繋がっていたので、また戻って来ました。その様子が余りに滑稽でしたので、笑ってしまいました。日本にも並べない、待てない若者が増えているのかもしれません。

 10数年前にクウェートにいた時、銀行で並んでいたらクウェート人と思しきおっさんが当然のごとく入り込んで来て、窓口の銀行員も当然のごとくこれを受け入れました。そこで僕は注意をしたのですが、聞き入れられませんでした。親友のクウェート人(ヨーロッパで教育を受けたかなりリベラルな御仁)にこのことを話したら、「ああ、ここはクウェートだから、クウェート人が優先される。」と一蹴されました。

 また、30数年前にカナダに出張した時、スーパーマーケットで酷く要領の悪いレジ係のところに、ものすごく長い列が出来ていて、誰も文句を言わず待っていました。良く覚えていないけれど、多分田舎町の出来事だったと思います。

 結局何が言いたいかと言うと、列を作るにも努力が要ったり、習慣が違ったりする訳ですから、国によって違うと言うことです。多分列を作るというのは、兵隊さんが初めてなのではないでしょうか?多分、イラクでも列を作るのに、「いらく」苦労していると思います。一方北朝鮮の軍隊のように、機械さながらに整然と行進されると恐ろしい気がします。

 列を一つ作るのにも、自分の頭と努力は必要なのですね。


山口実

P.S.英語では列のことをqueue(Qと同じ発音)と言います。IT言語でも「待ち行列」とかで使われますね。

お店でQueue up(or Line up)しても、軍隊ではQueue upしなくて良いことを祈ります。