先程、映画「たそがれ清兵衛」のDVDを観終わりました。
さすがに、2002年日本アカデミー賞を殆ど総なめにした映画で素晴らしい映画でした。僕は真田広之君(昔は僕も師匠の千葉真一に似ていると言われていた)と宮沢りえちゃんと山田洋次監督と藤沢周平さんの大ファンと言うこともあって、とても楽しみの多い映画でした。また、萱野役の伊藤未希ちゃんに今後大注目したいと思いました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9F%E3%81%9D%E3%81%8C%E3%82%8C%E6%B8%85%E5%85%B5%E8%A1%9B
さて、この主人公清兵衛の生き方に、これからの日本の進み方のヒントがあるように思います。金銭的には貧しくても、自然を愛し、家族を愛し、友を愛し、女性を愛し、いざと言うときには不屈の闘志を見せる主人公。感銘を受けました。
また、夫のDVが元で離縁し家に戻っていた、りえちゃん演じる朋江の自立心に、山田洋次監督の女性の皆さんへのエールを感じました。
映画の始まり近くの萱野と清兵衛の会話はとても印象的でした。
「おとはん、針仕事習って、上手になればいつかは着物やゆかたが縫えるようになるだろう。だば、学問したら何の役に立つんだろう?」「学問は針仕事のようには役にはたたねえかものう。うーん。ええか、萱野。学問すれば、自分の頭で考えることが出来る。考える力が付く。この先の世の中、同変わっても考える力を持っていれば、何とか生きていくことが出来る。これは男子も女子も同じことだ。分るか。」
自分の頭で考えることの大切さ。これは現代においても真理です。また、学問は自分の頭で考える力を付けるために、励むものだと言うことも。
皆さんは、「たそがれ清兵衛」ご覧になりましたか。
山口実