日本各地で豪雨による洪水や土砂崩れの被害が多発しています。とても悲しい事です。錦織監督の映画の舞台となる雲南市や一畑電車も被害を受けました。これ以上の被害が出ぬよう一生懸命祈っています。
考えるに、頻発する異常気象も急速に進む地球温暖化のせいではないでしょうか。
かつて日本は京都議定書と言う、温暖化防止の為の画期的な合意に尽力しそのリーダーシップを発揮しました。しかし、その温暖化防止策も地球温暖化ガスの最大排出国の米国の離脱や主要排出国の中国の不参加により、進んでいません。
しかるに、今回のG8サミットでも地球温暖化防止が議題に上がった話は聞きません。もちろん北朝鮮・中東・エネルギー問題も重要ですが、地球温暖化防止は、それ以上に重要な地球全体の問題と言えるでしょう。
日本には、集団的自衛権の発動など勇ましい軍事拡張路線を唱えるよりも、地球温暖化防止・環境保護活動のリーダーとしてその対策を推進する事が求められているのではないでしょうか。米国・中国政府の首に縄を付けてでも、そうした国際会議の場に引き込み合意を取り付けなければなりません。
山口実