靖国神社もグレースランドも、どうして職を辞してから行かないのでしょう。
ブッシュ大統領と小泉首相がプレスリーの旧宅のあるグレースランドを訪れたことが報じられています。http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060701k0000e010030000c.html
ご存知の通り私は大のElvisファンだが、日米両首脳のこの訪問に批判的です。それは二つの理由からです。
一つの理由は、小泉首相はElvisを強くてカッコいいアメリカの象徴として考えているよう(真のElvisファンと言える、弟の正也さんの話)ですが、Elvisは貧民の出で、弱いものには優しいボランティア活動家でしたから、強きに優しく弱きに冷たい人にはElvisファンを自称して欲しくありません。
もう一つの理由は、米英を中心とする有志軍によるイラク戦争や占領のせいで、イラクの人が苦しいでいる最中に、自画自賛の両首脳が呑気に、それも国民の税金を使ってグレースランドではしゃいでいる姿をElvisは苦々しく思っているだろうと確信しているからです。
米軍のイラクでの虐殺の調査も儘ならない中、今度は米兵のイラクでの強姦殺人のニュースが流れています。http://www.asahi.com/international/update/0701/003.html
Elvisは弱い者の味方。強い者好きの本当は気の弱いお二人は、グレースランドで彼の爪の垢でも煎じて飲んで帰った方が良かったのではないでしょうか。
山口実
P.S.それにしても、”Thank you, American people, for love me tender.”とは良く言ったものです。ロンドンに2年いた人が、使う英語ではありませんね。恐ろしく勉強の足らないリーダーを5年も戴いていた私達国民は大いに反省をする必要があるようです。