新三郎を入院させてくれた先生が彼を引き取ってくれることになったのです。今日夕方あおいと一緒に新三郎の様子を見にいった時、丁度先生が来られていました。3人が入って行くと新三郎がとても喜んで、立つのもままならない足で私たちの方へ近寄って来ました。昨日より大分元気になったようでした。

その時先生が「手術をしたらチャッピー(先生はそう呼んでいます)を学校に話すことは出来ないので、私が引き取ることにしました。もし万一足を切るようなことになっても、それなら大丈夫でしょう。私のマンションでは動物は飼えないので、『引越ししてでも』と思ったのですが、調べてみたらウチのマンションでも飼えると分かりました。」と言われました。

それを聞いて、嬉しくて涙が出てきましたが、何とかこらえました。良かったねえ、新三郎。(先生に会う前に、新三郎に会ったし、まだ僕にとっては新三郎で、デカイ立派な顔も新三郎と呼ぶに相応しいと思っているので、僕にとってはまだ新三郎です。ごめんなさい。)

昨日、病院に行ってケージに書かれた「関口チャッピー」という名前を見て、「チャッピー」を救おうとする先生の並々ならぬ覚悟のようなものを感じていました。その先生が引き取ってくれる。こんな良い事は他にはありません。本当に嬉しい。

 昨日から新三郎のことを考えると悲しくて涙を流していたのですが、今は嬉し涙が流れて来ます。本当に良かったです。これからは新三郎の手術が上手く行って、元気な関口チャッピーとして、新しい人生(猫生?)を送れるように、毎日病院に励ましに行こうと思ってます。

 そして、先生はミッフィーも引き取る考えのようです。先生はミッフィーを昼間に大学の広場で見かけたとおっしゃいましたが、私は見かけませんでした。ミッフィーも無事「関口ミッフィー」になれるように心から祈ります。

山口実

P.S. 昨日交通事故で亡くなって、路上に放置されていた子猫ちゃんを舞鶴公園の次郎のお墓の傍に、埋葬してあげました。その祈りが通じたのかもしれない。本当に嬉しい。