乳幼児の予防接種時の注射器使い回しによるB型肝炎訴訟の上告審判決が国の責任を認め賠償命令を出しました。http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060617/mng_____sya_____005.shtml
この問題は長年、専門家の間では指摘されていましたが、患者の数(百数十万人)が余りにも多いため、タブー視されて来ました。しかし、今回の判決で国の責任ある対応が求められています。これは、本当に深刻な問題です。
今回の判決は、当然の結果ではありますが、国民の健康を守るべき行政の失敗は、今後莫大な補償額の負担を国の財政に強いる事は確かです。また、増税論議の対象になるのでしょうが、私は日本政府が買い占めた米国債の一部売却で対応して貰いたいと思います。これは、在日米軍再編費用に就いても同じで、失政のツケをいつも国民に廻すのは、どうしても納得が行かないからです。
山口実