福井日銀総裁の村上ファンドへの1000万円の投資問題がクローズアップされている。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/column/syasetu/20060615/20060615_001.shtml

大変優秀な人だけに、その説明責任の取り方に大きな疑問を感じる。

リーダーたる者、やはり責任の取り方と言うものがある。説明責任が果たせないのなら、その言動は見せかけの中身のない思いつきか、後ろめたいものと取られても仕方がない。

 考えるに、最近の日本のリーダー達はトップも含めて説明責任を果たしているとは言えない。特に公職にあるものは自身の言動に就いて、国民への説明責任を果たさなければならない。その上で、国民に恥じるところがあれば、きっぱりと職を辞するべきであろう。

 国民の税金を預かる身でありながら、公私を混同し、説明責任も果たさず、なし崩し的にことを収めるのであれば、無責任と言うほかはない。

 これは福井氏だけに限った事ではない。在日米軍再編費用の負担問題など、その最たるものであろうし、国連安保理常任理事国入りキャンペーン費用の問題や今回上程された多くの法案に就いてもしかりである。身近では福岡市のオリンピック招致問題など、その説明責任を果たしていないし、結局見せかけだけで、中身の伴わない税金の無駄使いである。(福井氏の場合は、個人資産ではあるが。)

 そして、このような状況を許している私達国民も猛省しなければならない。愚かなリーダー達と心中してしまうのでは、余りにも情けないではないか。