CNNのウェッブサイトに国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」が9日に発表した「新生児の死亡率」の最新報告に関する記事が出ている。

http://cnn.co.jp/usa/CNN200605100024.html

それによると日本は1000人あたり1.9人、フィンランド・ノルウェーが2人で続く。

米国は何と4.7人。その内、アフロアメリカンの場合は1000人あたり9.3人と言う。

 米国の社会格差や人種差別の問題がこの結果に象徴されている感がある。市場経済主義を盲信すれば、日本にもいつこんな時代が来るか分からない。昨年のニューオリンズの水害にしても、米国流が全て正しいとは言えない。

 日本は誇り高い独立国として、自国の良さを十分認識し、偏った価値観(市場経済主義や一国単独主義)を好しとせず、広い視野で社会改革を行うべき時に来ているようだ。子ども達が犠牲になる社会を絶対に作ってはいけない。

山口実