昨夜はNY在住のジャズピアニスト、三上クニさんhttp://www.kunimikami.com/j_profile.html のトリオの演奏を聴きに大野城へ行って参りました。

 明日の八幡千草ホテルでの彼のライヴにあおいが特別出演するため、その挨拶に行ったのですが、結構楽しめました。

 出発も遅れ、私の方向音痴や激しい雨のせいで道に迷い、会場のまどかピアの小ホールに着いたときは、もう第二ステージの後半でしたが、クニさんの軽妙な語り口とトリオの軽快な演奏になぜかNYを感じました。

 演奏が終わり、挨拶をしたところで、クニさんが「今からセッションをしよう」と声がかかり、急遽あおいとトリオが演奏することになりました。マイクも片付けられ、まさに生声・生音のセッションでしたが、そこはそれ皆プロ、特にデューク・エリントン・オーケストラでピアニストをされていたクニさんとエラ・フィッツジェラルドを永遠の師と仰ぐあおいの息はぴったり。サテンドール、アイ・エイント・ガット・ナッシング・バット・ザ・ブルース、ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモアの3曲を立て続けに聴くことが出来ました。クニさん、あおいちゃんカッコいい、ヒューヒュー!(入り口で13000円の入場料を2枚買わされて、少し納得の行かなかった私も大満足。)

 初対面のクニさんも即座に実力を認められたようで、「20曲歌って下さい。第二ステージは全て任せます。」と言う軽口まで出て、結局明日は10曲程度歌うことになるようです。

 もう一つ驚いたのは、大野城まどかピアの素晴らしいこと。あの小ホールは100人くらいの小さなものでしたが、天井も高くて音響も良いし、福岡にはないものです。同じ税金を使うなら、建物だけでなく中身もいいものを作らなければなりませんね。

 それから、昨夜のライヴを開催された市民団体の方々と聴衆の皆さんの熱心さに感動しました。

 大野城市春日市は音楽的な催しに積極的だと聞きます。音楽を通して、もっともっと優しい心になりたいものです。

山口実