昨日夜、偶然つけたNHKテレビの「発見 ふるさとの宝」と言う番組で、「たいようの義足」と言う秋田県秋田市の宝の話が紹介されていました。内容は番組の紹介が簡潔で分かりやすいので、それを引用します。

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秋田県秋田市にある大森山動物園。この動物園で生まれ、秋田の人々に多くの思いを残したのがキリンのたいようです。暑い夏の日に生まれたたいようの名付け親は、市内の小学校の子供達。

・生後7ヶ月、すくすくと育っていたたいように悲劇が襲いかかりました。突然走り出したシマウマと接触し右前足を骨折したのです。キリンは、1トン近い体を細い足で支えています。普通キリンは立てなくなると寝たままの状態が続き、内臓疾患が起き数日で死んでしまいます。

・しかし、たいようは事故後も奇跡的に3本足で立ち上がりました。その生命力に驚いた動物園のスタッフは、骨折部分をギブスで固定する治療を開始。ところが、ひと月後ケガの部分が腐り始め、スタッフは悩んだ末、足を切断し義足をつけることを決めました。6時間の手術は見事成功しました。

・世界初の義足のキリンたいようの姿に、多くの人から応援のメッセージが送られました。地元の商店街からは果物や野菜。小学校からはクラス皆で折った千羽鶴・・・。しかし限界がきました。再度行われた手術にも報われず、たいようは10ヶ月という短い命を終えました。

たいようのお別れ会には、700人もの市民が集まり冥福を祈り、寄付金で銅像が作られました。動物園を支援するボランティアも誕生しています。

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映像で見る、たいよう君の頑張りは素晴らしかった。懸命に生きようとする姿は秋田市民の皆さんに勇気を与えて、彼は皆の心の中で永遠に生き続けることでしょう。ちょうど私にとって、伯父や父や次郎君や福ちゃんがそうであるように。

山口実


たいよう君

P.S.見逃された方は、来週の火曜日(月曜日)の午前2:15AM2:45AMに再放送があるようですから、ぜひ録画してご覧下さい。