昨日もasahi.comに下記の記事が掲載されていた。

 「自民党の片山虎之助参院幹事長は22日、岡山県新見市で講演し、小泉構造改革路線について『勝ち組だけがいいという風潮は間違いだ。そろそろ大きくかじを切ることを考えていくべき時に来つつある。思いやりのある協調社会が日本のめざすところだ』と指摘し、ポスト小泉候補は路線の修正が必要だとの認識を示した。片山氏は競争の必要性について『ある程度は弱肉強食じゃなければできない』と認めつつも、『競争に負けた人にも再チャレンジする機会を与え、それでもダメな人には救済をすること考えるべきだ』と語った。」(個人的には、論評もなしに垂れ流す記事ではないと思うがーーー)

 

この話は、一見弱い者の味方を気取ってはいるが、(この内容が事実なら)私は「立法府のリーダーがこのような発想では大変こころもとない」と感じてしまう。「この世の中は競争だけで成り立っているのであろうか。」「競争しない人、競争できない人もいるし、皆が競争にチャレンジしなければならないのであろうか。」「競争しない人、競争できない人は本当に『ダメな人』なのだろうか。」(かく問いかける私も、大手商社の管理職を辞して、今は収入も減っているが、別に競争に負けたともダメだとも思っていない。)

 私は、過度の競争社会が日本をダメにしていると思う。小さい頃からの受験競争に就職競争。そして金儲け競争。このような競争は日本社会のストレスと差別と不正を増しているのではないか。(行政を含む一般の市民へのサービスやスポーツの競争ならどんどんやってもらって結構だが)

 小泉劇場から目を覚ましてそろそろ目を覚まし、皆でしっかり現実を見つめ、この問題に就いて真摯に考えるべき時が来ていると思う。

山口実