いろいろなことを思い出します。まだ、若いつもりでも、半世紀以上も生きていると色々なことを経験するものです。
まず、35年前のモスクワ。ナホトカ経由の貧乏旅行でギリシアに行く途中、初めて体験した零下40℃。クレムリンも凍っていた。それから、30年前の会社に入って初めての海外出張。クレーム処理作業の途中、ようやく取れた休みに訪れた零下25℃のナイアガラの滝。両サイドが滝の形をして凍り、川の水は溶けかけのカキ氷のよう。(帰りに、エンストした車の若いカップルを助け、夜になり余りにも寒いー零下30℃ーので尿意を覚え、凍るかどうか実験した連れション。凍らなかった!)
クレーム処理作業の途中、作業に関わる人々を喜ばせようと料理の材料を買いに密かに歩いて外出した零下20℃。20分もたつと顔が凍りつき出して、「顔が凍傷になったら、どうしょう。」
一番寒かったのは冬のアラスカ。零下40℃、風速40m。体がコキン!さすがに怖くて、立ちション実験は出来なかった。
イラクで人質になった時も、連れて行かれる途中暑さで死にかけた(http://homepage3.nifty.com/flora-aoi/human_shield/ )のに、冬は凍るような寒さで、水シャワーは本当に冷たかった。
こんなことを思出しているとパキスタン北部地震の被災児たちの寒さや飢えのことを考えて、心が痛む。彼らをまともに助けることの出来ない人間ってなんと無力なのだろう。
山口実