本日の西日本新聞朝刊に「食卓の向こう側 第7部 生ごみは問う。--ピンポン球--工業製品化した食べ物」と言う特集記事が掲載されています。

 中国で生産している丸いピンポン球のようなサトイモ。整形の為、サトイモの3分の2が生ごみになっていると言う。大いなる無駄!筆者は「見た目の美しさや細部に拘る日本人の気質は、精密で品質の高い工業製品を生み出し、経済発展につなげた。 ただ、いつの間にか食べ物まで工業製品のように扱い、資源、労力を浪費していないか。」と問いかけています。

 私はイラクで「人間の盾」http://homepage3.nifty.com/flora-aoi/human_shield/ として、3ヶ月半飢えに苦しみましたし、女房もおばあちゃんの薫陶の良きを得て、一粒のご飯も無駄にしないので、沢山の食べ残しを見ると「これで良いのか?」と大いに慨嘆します。(もちろん、パーティーなどで許される時は、残り物を必ず「Doggy Bag」でもって帰ります。)

 世界には今も飢えに苦しんでいる子供達が沢山います。このサトイモのケースに象徴されるような、利便性だけの為に貴重な資源を無駄にする今の日本の世の中の傾向を、私達は大いに反省しなければなりません。もちろん、安全についても同じことが言えます。