はじめに
もうすぐ50歳という大きな節目を迎えます。お盆休みの静かな時間の中、これまでの自分の歩みを振り返っていました。
「10代や20代のうちに、もっと遊んでおけばよかったかな」という思いが頭をよぎることもあります。けれど、波瀾万丈だった自分の人生を改めて辿ってみると、後悔ばかりではなく「自分なりに命がけで懸命に生きてきたんだな」と感じています。
熊本から山口へ。友達を作らず仕事に没頭した若い頃
中学を卒業してすぐ、生まれ育った熊本を離れて山口県へ渡り、高校へは行かずにそのまま社会に出ました。
新しい土地で知り合いもおらず、周りと無理に群れるのも面倒に感じていたため、友達は作らずに過ごしました。
職は4回ほど変わりましたが、決して後ろ向きな転職ではなく、どの現場での仕事も本当に楽しかったです。10代・20代の時間は、まさに「仕事に夢中」でした。現場で培った様々な経験やスキルは、50歳を迎えようとする今の職場でも間違いなく自分の大きな財産として生きています。
幾重もの大きな試練と、命の重み
私の人生を語る上で避けて通れないのが、病気との闘いでした。
これまでに、白血病、うつ、そして特発性拡張型心筋症という、人生を揺るがすような大きな病気を何度も経験しました。
夜の街で遊んだり、華やかな恋愛をしたりする機会はありませんでした。しかし、幾度も死の淵や絶望と向き合い、それを乗り越えて今日まで生きてきたこと。その「命と向き合った時間の重み」は、どんな遊びにも代えがたい、自分だけの深い経験だと思っています。
自分らしさの発見――「無理に喋らなくていい、自分は聞き手側だ」
40代になってから飲み屋に行ってみたり、婚活や出会いの場に足を運んでみたりもしました。しかし、うまく話せなかったり、周りの空気感に馴染めなかったりと、全く楽しめない自分がいました。
そんな時、唯一の友人に相談して気づかされたのは、「自分は無理に話そうとしなくていい。聞き手側なんだ」ということです。
うまく場を盛り上げる必要も、自分を偽って喋る必要もない。相手の話を静かにじっくり聞く姿勢こそが、自分らしさなのだと腑に落ちました。
おわりに:これからの50代に向けて
10代・20代の時間を巻き戻すことはできません。けれど、大きな病気を乗り越え、真面目に仕事を重ねてきたからこそ、今の自分があります。
これからの50代は、周囲のペースや世間の「普通」に合わせるのではなく、自分自身をたくさん労わりながら、自分が心地よいと思える時間や新しい挑戦(こうしてAIに触れてみることなど!)を自分のペースで楽しんでいきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。