こんにちは、ボアです
今回紹介するのはこちら
出版: リーガット王国
作者: イザベル・リーガット
「マイ・ファット・レディ目指せ−250kg」1巻です。
ジャンル: 異世界令嬢
あらすじとしては、
朝は4時に起床し領内走り込みと長兄による剣術の訓練
昼は図書館で次兄と魔法の勉強と実践訓練
夕は訓練場で三兄とマナーレッスン(スカーレットのみ飲食なし)
食事は1日1度、水とレタス一玉のみ
夜は四兄と外国語の勉強
寝る前にスクワット200回25時就寝
※従魔の監視付き
「できる訳ねえだろ!!」
その叫びは誰にも届かなかった
ここはリーガット王国
バルツァー領は漁業や貿易が盛んな海の公爵領と
狩猟や林業が盛んな山の公爵領に挟まれた小さな山海の村の男爵領である
そこの5兄妹の末っ子長女として生まれた
スカーレット・バルツァーは、体重300kgの超絶肥満体型の
15歳
母はスカーレットを出産して亡くなり、
母のいないスカーレットを可哀想に思った父と兄に甘やかされ300kgまで増えてしまった
ある日、リーガット王国主催による第一王子の公開見合いが開かれる事になった
開催日は1年後、ひっそり参加しないつもりだったが招待状が来てしまっては参加しない訳にはいかない
スカーレットに招待状が届いたと知った隣の山と海の公爵家の同い年の末っ子長男コンビは
「スカーレットが選ばれるわけない」
「諦めろオークジェネラル」と馬鹿にしてきたが、
確かにその通りだと鏡を前に今までの怠惰を反省し、
来年学園に入学すれば寮生活になる訳だしとダイエットを
決意する
まず父親らが作ったダイエット計画書を破棄した
こんな事をやっていたら餓死してしまう
しかし達成出来ずとも目標は大きく持ちたいと
年に−250kg、月に−20kgを掲げ食事内容を見直し、今できる運動を実践し、学園入学の前準備として魔法とマナーと外国語の勉強を始めた
途中どうしても食欲が抑えられなかったり、停滞期で悩んだり、勉強に行き詰まったりもしたが、悪ガキコンビに揶揄われた怒りをバネに1年後、見事に−200kgを達成した
そしてついに王子との見合いが始まった
両公爵家の娘たちが他の令嬢と共に王子に気に入られようとアピールしているが、男爵家の自分には関係ないと料理に夢中になっていると、始まりの挨拶で王子が
「私の婚約者はアレだ」とスカーレットを指さし
「解散」と一言残し会場を去って行った
瞬間「ヤバい!!」と察知したスカーレットは早々にその場を後にする
王子が巨漢デブを選んだだのそんな訳ない絶世の美女だの、オークジェネラルだの有る事無いこと噂が国中を駆け巡り
どんな女が選ばれたのかと子供まで小遣いを出して新聞を買った
その間に王子から手紙も訪問もこちらからの手紙の返事も来なかったが、関わりたくなかったから別に良かった
そしてついに学園に入学する日が来たと言った所で次巻へ
ダイエットの描写がリアルで使えそうな物ばかりで参考になります
スカーレットの背後で悪ガキコンビがチョコレートケーキのホールを食べながら「あ~美味い」「超美味」と低い語彙力で煽ってきた時の顔にはイラッときました
春から学園の寮に入るスカーレット
悪ガキコンビも学園の寮に入ることが決まり
またウザい絡みをされなきゃいけないのかとウンザリしますが、2人は何か思う所がありそうです。
以上、ボアでした
ありがとうございました