主人が薬局で

「マイナ保険証じゃないとダメって言われた」

のは、先月の話です。

 

今更なのですがマイナ保険証について

「高次脳機能障がいを持つ当事者」の「家族」が

が、書いておきたいと思います。

 

そもそも、マイナンバーカードを持つきっかけは

「高次脳機能障がいからの症候性てんかん発症」

そして、そのことにより

「運転免許証が更新できず無くなってしまった」

からです。

 

顔写真付きの身分証明書を失って

主人はとても不安になりました。

家族が調べた結果、顔写真付きの身分証明書で

「その時申請できたのがマイナンバーカードだけ」

だったのです。

 

しかし、本人の身分証明書とはいえ

個人情報が詰め込まれたマイナンバーカードは

「必要だけど、自分での管理は怖い」

最初からそういうものでした。

マイナンバーカードの管理は家族がしていて、

手続きなど必要な時に家族同席で使うのみでした。

 

マイナンバーカードについては

「なんかよくわからないけど国がやってるから」

きちんとした身分証明書だとわかってはいても

今に至るまでもまだよくないニュースもあり

「こんな怖いのは自分には使えない」

と言っていました。

 

作った時から7年経ち

「障害により新しいや知識や経験の獲得が難しい」

主人にとっては、結局のところ

「事故以前の自分の生活に無かったマイナンバーカード」

は、わかるようでわからないものなのです。

 

今の主人は、不安が以前より強くなり

「マイナ保険証は持ち歩くのが不安だ」

「紙の保険証なら安心して持ち歩ける」

と、言っています。

 

障がいがある人(や、おそらく高齢の方なども)は

「紙の保険証との併用を続けさせてほしい」です。

 

上記の薬局には、その後私が行った際に

「マイナ保険証じゃなくても大丈夫ですか?

当事者が不安になっています」

と伝えたところ、普通の保険証で大丈夫だそうです。

 

わが家は「使える限りは紙の保険証」です。

障がいのある当事者が不安になることは避けたいです。