この前の週末、
「うちのクラスでピクニックに行くから、ついて来い!」
と言われ、ほいほいとついて行きました。

「ピクニック」と聞けば、山を歩きに行くのかなぁ、なんて想像します。
そんな想像を胸に、当日の朝、集合ポイントに行ってみると、
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
はい、トラック。
車で行くそうです。
まあラオ人、暑い中を進んで歩こうとはしません。

ドナドナとトラックの荷台に揺られ、
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
山と畑のなかを進んで行きます。
フン郡はどこまで行ってもこんな感じ。
途中、
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
焼き畑を見ました。
今でも、焼き畑農法は、この辺の主流です。
畑を開くには、これが一番手っ取り早いですからね。

しばらく行くと、
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
目的地に到着。
生徒のテンションが上がります。

周りを見渡せば、ここは、
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
ゴムの木畑。
周り一面が、ゴムゴムゴムゴム。
現在、ラオス北部では、どこもかしこもゴム農園だらけ。
中国企業が入ってきて、ゴムのプランテーションをしているとのこと。
ラオスの土地と、安い労働力に目をつけた訳です。
できたゴムは中国企業が安く買い上げるので、ラオ人に残るのは僅かなお金と痩せた土地だけ、なんて話も。

今はゴムの収穫時期ではないようですが、
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
昨年の収穫の跡がありました。
幹に切り込みを入れ、流れ出る乳液を容器に集めるのです。

さて、ゴム農園の中にぽつんと
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
家がありました。
生徒の親戚が住んでいるとのこと。
一家で山から下りてきて、ゴム畑の仕事をしているそうです。
電気も水道もない暮らし。
山岳地方に住む彼らにとっては、これが当たり前の暮らしなのです。

家の横で、
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
豚さんが寝ていたり、
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
鶏一家が走り回っていたり。
家の中も簡素なものです。(ほとんどものが無い。)
電気は使わないし、水道が無くても、
ラオス・ぼーぺんにゃん日記-ウドムサイ県フン郡
数分歩けば川があるので大丈夫。

こんな暮らしをしている人も、ラオスにはまだ大勢います。


話はそれましたが、次回はピクニック(?)の様子をレポートします。