「古岩屋」と書いてあるところが「国民宿舎古岩屋荘」です。
そこから反時計回りにぐるっと一周します。
この道は「四国のみち」という古道でつまり、「遍路道」になります。
この遍路道で今回、45番札所の岩屋寺へ行ってみる事にしました。
スタートはいつものお馴染み、古岩屋荘。
(お風呂入りによく行きます❤︎)
数日前に見た古岩屋荘のインスタストーリーだと真っ白い雪景色でしたが、
道も駐車場もすっかり溶けていました。
道路脇に少しだけ残雪。
今回の道は、ハイキングコースとしても人気があります。
古岩屋荘の横に親切な案内看板もありました。
予定していたコースがそのまま看板に載ってた。(赤い線)
このコースは古岩屋荘から遊歩道を進み、
八丁坂を登って、四国霊場の岩屋寺に降り立つ事になります。
古岩屋荘の目の前に聳えるそそり立つ岩山は、「礫岩峰(れきがんほう)」というらしいです。
大昔の昔、まだこの辺りが海の中だった頃の地層だとか。
こんな礫岩砲が遊歩道の奥にも多数ありました。
人が入っていけそうな大きな穴も見える。
こんな礫岩がたくさんある険しい地形ですので、
弘法大師空海さんが修行の場に選んだのでした。
古岩屋不動尊で手を合わせ、
道中の安全を祈願します。
この辺りは陽が当たらないのか雪が残ってますね。
林道?をてくてく。
「へんろみち保存協力会」さんが設置してる、お馴染みの遍路道道標です。
この赤いマークが目立ってありがたいね。
小川を越えて。
ここから八丁坂が始まります。
岩屋寺は車で乗り付けることが出来ず、88カ所の中でも厳しいと言われるお寺です。
お寺にお参りする為には、必ず長い参道を歩いて登らねばなりません。
こちら八丁坂は裏参道ですが、
修験道の道らしく、長い登り坂となっているそうです。
木々の立ち並ぶ修行の道へいざ!
針葉樹の中を黙々と進んでゆきます。
長男が歩くの早い
長い登りが続きますが、
ところどころにお遍路さんを励ますプレートが。
同行二人(どうぎょうににん)という言葉がありますが、
いつも弘法大師様と二人で歩いているという意味だそうです。
道中不安な時や、つらくて挫けそうな時も、
お大師様をそばに感じながら歩くのです。
大昔からこの道を歩いてきたお遍路さんに思いを馳せながら、歴史の道を進むよ。
お地蔵さんこんにちは。
八丁坂の茶店跡だそうです。
ここからは緩やかな道が続きます。
雪もちょろっと。
地図を見てるとすぐ近くに三角点があったので
見に行ってみた。
岩屋寺の建つお山のてっぺん。
青い線が予め引いておいたコース。
赤い線が実際に歩いたトラック。
しばらく降りてくると、もの凄く巨大な針葉樹の大木が立ち並んでた。
針葉樹といえば、いつもスラっとした林業の山ばかり見てるけど、
お寺の木はもの凄く大きい。
お寺の荘厳な雰囲気が漂ってきました。
岩の中に真っ赤な不動明王。
岩のお家。
この辺りはお寺の裏で、修行の場所があちこちにありました。
というわけで、子供らがトイレに行きたいというので急いで境内へ駆け下りる!
お寺は山の上なので、綺麗なバイオトイレでした。
続く。