今回も長いです！
山頂めっちゃ最高！
伊予市の海まで見える、
気持ちいい権現山の山頂でした。
さてここから。
本日の大冒険が始まります。
まずこの地図を。
赤🔻の現在地から、赤い線で来た道を戻るのが正規のコースなんですが、
山頂付近から麓まで降り、里の中を歩いてスタート地点まで戻りたいのだ。
水色の線で書いた辺り、降りていくと林道らしき道と合流しそうなのよ。
降りられそうか、まずは見てみよう。
このへんやねー。
大変な急斜面ですことー。
ここを真っ直ぐ降りていけば、
砥石山(といしやま)公園のあたりに出そう。
もちろん道は無い
とうぜん踏み跡なんて皆無です。
斜面にしがみつき、下を目指す
子供達は天然のアスレチックやー！と大喜び。
木から木へ飛び移り、落ち葉を滑り台に降りていく。
🔻マークが現在地。
右上の林道らしき線に合流したい。
めちゃめちゃ急斜面なので、もう登り返す事は出来ません。
落石が何十メートルも下へゴロゴロ転がるくらいの、急斜面です。
私も途中、谷らしくなったぬかるみの溜まった岩場で、
5メートルくらい尻餅をついて滑り落ちてしまいました。
そこがなんと！
獣たちのおトイレが谷水で流れ着いた場所だったのか、
Siri(尻)がめっちゃ臭くなったーーー！！
後ろから来る子供達が、
私に近づく度に「お母さんオシッコ臭い！変な匂いする！」と言って笑ってました。
いやすぎるー
だいぶ降りてきました。
道なき山を無理矢理降りてるので、とーーっても歩みが遅いです。
しばらく降りてくると、切り株や倒木が現れました。
このへんほら！
林業やってましたよーって雰囲気。
地図だと、林道に出るかと思いきや、そんな道は無くて。
もしかしたら、以前はこの辺りまで林道があったのかも。
今は荒れ果て、人が入った気配は無かった。
そんな荒れた山の中、
倒木を乗り越えながらひたすら進む。
すると！
あ！
やっと林道にでた！
地図とは違う方角へ続いてる。
林業の関係で、道を新しく付け替えたのかもです。
歩きやすい平坦な林道の有り難みを感じつつ、テクテク歩いてくると、
砥石山公園のすぐそばに出ました！
やったーー
無事に麓に降り立った！
これでまずは一安心。
暫く車道を歩いていると、
ハンター集団に出くわす。
私らトレイルじゃないところを歩いてたけど…
害獣と間違えて撃ち殺されなくてよかったーー
とかなんとか子供達と笑いながら、
ハンター達の横を抜けて奥の農道へ。
車道から農道へ、
予定通りの道を進む。
コンクリートの農道がずっと続くわけもなく、
再び山道へ。
今度は竹林だー。
古い石垣が沢のそばにひっそりと。
横に遊休農地ぽい荒れた果樹園跡が。
地図にあって気になっていた、白滝へ来ました。
ここは、今登ってきた白滝山のすぐ下に位置する滝です。
白滝までは人が入る事があるらしく、歩きやすい山道だったのだけれど。
この調子で最後の山道をがんばれば、
予定した道順で周回出来そうよー！！
あともう一息がんばろう！
しかし、
白滝の向こうは道なき道になった。
道が無いので、地図と地形を照らし合わせてキョロキョロしたり、行ったり来たり、
GPSを頼りに進む。
もうこんなよく分からない山の中やけど。
さっきとんでもない斜面から谷を降りてきて、
子供と私、もうどこでも歩けるようになってしまった。
道があろうとなかろうと、目的を果たす為にはどこでも歩く！
4本足をフルに使って、降りて登ってなんでもこい！
などとルンルンで歩いていた
その時です！
どこか遠くから機械音が聞こえるなぁと思っていたら…
なんと、私たちのわずか10メートルくらい下を、軽トラがガタゴトと走り抜けて行ったのです！
えーー
そこに、林道あるやんけー！
藪でぜんぜん見えんかったー
お母さん、もう林道歩きたいんやけどー
子供達は、山をゴイゴイ進むのがお気に入り、
林道を拒否されましたが、
お母さんは林道を歩きたい
藪を突き抜けて飛び降りると、
こんな立派な林道があったじゃあないですか！
もぉ、いーいー。
黒い点線の山道なんか、ありゃしなかったし、
林道で県道まで出ましょうや。
安全と快適を取りましょうや。
ということで一気にコースアウト！
もう、もともとコースなんか無いけれど、
最初の予定コースを外れて車道に逃げたのは悔やむところ。
しかし、もう十分がんばりました。
林道から県道へ合流。
うわ！
ゴミだらけ！
山が泣いてるよぉー
子供らにもいい勉強と思い、こういう事したらいかんのやで、こんな事する大人になったらいかんよ、
という話をしながら、涙ながらに県道をてくてく歩きました。
ところで！
手当たり次第、山の中をゴイゴイ突き進んできた私たち。
子供達の靴、獣のウン◯まみれに違いない。
私のSiriもな。
ドアップいきます。
クサイからはよ洗いたいんじゃ！
号泣
獣のトイレで滑り台した哀愁漂うSiri！
そして、ゴーーーール
なんとか周回できたーー
(青い線が歩いたところ)
