先日の文化の日ー!
仕事休み、子供達も学校がお休みで嬉しい。
次男が、どこでもいいからお山に行きたい!
などとお母ちゃんを急かしてきます。笑
朝、ちょっと眠くて「今日はもうお山はやめて、家でのんびりしよーよー」って言っても、
次男は許してくれませんでした。笑
長男はお友達との約束があったのでお留守番。
なので私と次男で、近場の石墨山(いしずみさん)
に行ってみることにしました。
石墨山は、西の皿ヶ嶺から連なる東温アルプスの中でも、1番東の端にあるお山です。
連峰の中でも1番標高の高いお山で、
石墨山から東は石鎚山系に繋がります。
東温アルプスと呼ばれてはいるものの、
石墨山は久万高原町のお山になります。
石墨山は東温市側からの登山道がメジャーですが、実は久万高原町側からも登れる事を最近知りました。
どういうきっかけで久万高原町から石墨山に登りたくなったのかというと、
ある日、山だかキャンプだかの帰り道、
いつものように立ち寄った古岩屋温泉で、
地元の女性からこんな話を聞きました。
(お風呂の中の世間話から始まり…笑)
久万高原町に昔から言い伝えられている昔話にこのようなお話があります。
石墨山の麓に赤鬼法相院という力持ちの大男がいて、度々村を救ってきました。
晩年石墨山の岩陰に断食の行に入り、鉦を鳴らし続けましたが、
22日目にてその音が止まったといいます。
今でも岩陰のお堂には赤鬼法相院の骨があり、人がそれに触れると雨が降ると言い伝えられています。
近年、石墨山や麓からこの民話にまつわる古い出土品が見つかり、
考古学的に貴重な発見だったんだそうです。
なんともロマン溢れる日本昔ばなしの世界に、興味津々!
赤鬼法相院が修行したという「岩陰」を経由して
石墨山に登ってみたい!
そう思って調べてみたら、久万高原町側から登るルートがあることを知りました。
しかも定期的に地元の登山グループの方々が整備されているとのこと。
この2本あるルートのトラックログが公開されていたのでダウンロードして使わせてもらう事に。
青い線が林道&車道、赤い線が登山道。
岩陰(石墨神社)を経由する、南側の長いルートで登りました。
後になって、このトラックログがどれほど有難かったかと!!
この情報がなければ私達、道迷い遭難からの滑落は免れなかったかもしれません!
それくらい大変な登山でびっくりしました。
まずは、林道の途中に車を止めて歩く。
ほんと、軽トラで登山口までゴイゴイ登りたいわーと、やっぱり思う。
林道歩きはダレます。(次男の歩き方!)
林道の分岐には標識がたってます。
この辺りはがっつり林業地帯です。
やっと登山口。
ふぅ。
「岩陰」の石墨神社までは道が整ってます。
遠くで林業の重機の音が聞こえる。
林業地帯を抜けて上がってくると、
紅葉がすごく綺麗〜。
わーい!
来て良かったー!
(ってこの時は思ってました。)
誰もいなくて寂しいけど、
とにかく紅葉が綺麗で嬉しい。
秋やねー!
そうこうしていると、
例の岩陰に到着
ここが、赤鬼法性院が入定した場所。
22日間鉦を鳴らし続けた末、ここで永遠の旅に。
ちなみに「入定(にゅうじょう)」とは…
真言密教の修行のひとつで、精神を統一し、無我の境地に至るために瞑想することを指す。
弘法大師空海は高野山奥之院に入定した。
(Wikipediaより)
赤鬼法相院の骨壷が納められています。
それにしても、凄い場所。
ボルダリングが出来そうなくらい岩がかぶっているけど、
触れると簡単に崩れる。
赤鬼法相院が最後の瞑想地として選んだ、
巨大な岩の陰。
ここからの、景色が素晴らしいのだ。
赤鬼法相院がこの景色を前にして瞑想を続けた22日間に、ほんのちょっと想いを馳せます。
ということでー
石墨山への登山道が本格的に始まるよー!
ここはだいたい中間地点。
林道歩きとグダグダを含めて2時間くらいかかったけど、
普通にスタスタ歩けば1時間ちょいくらいの距離やと思います。(林道含む)
地図によると、
この「岩陰」の大岩を左からぐるりと回り込み、上へ上がっていくみたいなんだ。
けっこう勾配キツそうな尾根登るんやなーとは思ったけど、
まぁそんなもんやろ、くらいにおもっとった。
まじでここからヤバい。
子連れで来たらいかん!
話が長くなってきたので続きます
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