リフトで西島駅についたら、少しおやつを食べて早速登り始めます。


まずは、「刀掛けの松」という有名な分岐点に来ました。



ここには登山道の全体図が見られる大きな案内看板が立っているので、今回行く、行場(ぎょうば)を確認。

看板を写メる。



実は、今回私は大失態をおかしていたの。


タイトルの通り、思い立って剣山に来たものだから、地図をスマホにダウンロードしていなかったんですよ。

当初、この休みは伊予富士か寒風山に登るつもりで計画を立てていたので、
たしかに地図はダウンロードしたけれど、
それは剣山の地図では無かった!笑い泣き

ヤマップにも、スーパー地図にも、ダウンロードした気になっていた剣山の地図が出てこないから、最初「何故??」って疑問でいっぱいでした。

剣山ではなくて、伊予富士や寒風山の地図をダウンロードしていた事に気づいたのは、暫く経ってからでした。ぼけー

私のバッカヤロウ!イラッ

ヘアピンカーブ辺りから、すでに電波ゼロ地帯だから、もはやダウンロードも出来ないし、
地図や現在地の確認が出来ないままに進む事になります。

行った事のある道や、分岐の無い一本道なら問題ないけど、
今回の行場は行った事がないし、
剣山は分岐がいっぱいあるから、違う道に行かないように気をつけなくちゃ。

大人だけならなんとでもなるけれど、
子連れは段取りが命!
無駄に多く歩かせたりすると彼らの機嫌を損ねちゃうのが面倒。アセアセ


とりあえず、誰か行場方向、一の森方向の道へ行かないかな。キョロキョロ

暫く刀掛けの松で待機してみたけれど、
次から次へとハイカーは来るものの、
皆んな山頂へと直登していくよ。

だれか、左の道へ、行場へ、行かんかな??

もうちょっと待とう。

………

って、誰も行場、行かんのかーい!!笑い泣き



子供達は、「鎖♪鎖♪」って、行く気満々。

じゃあ、ちょこっと行ってみるだけ行ってみるかね。

もし鎖が難しそうだったり、
道がわからなかったら、戻って来ましょうかね。
あらかじめ戻る可能性がある事を伝えて、
納得してもらいました。



ということで、刀掛けの松から、誰も行かない左の分岐へと、おそるおそる進む事に。

せっかく登ってきたのに、足元の悪い道をグイグイ降りていく。


途中、分岐があったけど、
一の森、と書かれた左の道を取りました。

こういうとき、めっちゃコース地図欲しいよね。



紙地図とコンパスはあるけど、
細かい遊歩道は紙地図に載ってないから困るね。



この辺りはキレンゲショウマの、群生地らしい。

夏には綺麗だったんやろなぁ。ニコニコ



花の頃なら、きっと大勢の人が来るのだろう。



そのかわり、あちこちにトリカブトが綺麗に咲いてました。



霧の中、もののけっぽい雰囲気が素敵。キラキラ
シシガミ様がひょっこり覗いてそうや。



するとそこへ、後ろから1人のお兄さんが颯爽と登場!

やっと人が来た!お願い


挨拶ついでに、一の森へ行くんですか?っと尋ねてみたところ、
そうだとのこと。

行場へ行く道がこっちでいいのか、尋ねたかったけど、
さっさと行ってしまわれたので聞きそびれた!笑い泣き


途中、大きな岩山が現れて、
そのてっぺんに小さな祠がたっていました。


ちょっとここで休憩がてら、
紙地図を眺めてみる。

ここは、どこなんやろねぇ。
なんか、思ってたんと違う道に来た気がする。

GPSってやっぱり凄いのねー。
改めて実感。えーん

山頂の方角はわかるから変なとこ行ったりしないけど、
やっぱり、コース地図と現在地が大事だわねぇ。


濡れて足元も悪いし、霧の中で視界も良くないし、誰も居なくて不安だし、
子供達が、「もう元の刀掛けの分岐へ戻りたい」って言い始めた。ショック

子供達がそう言い出したら仕方あるまい。
一旦、諦めて戻る事に決めました。

しかしその前に、この祠の裏の崖下にはロープが張られており、
ちょっとそこが気になったので、皆んなで見に行ってみる事にしました。

ロープを潜って崖の裏側へ廻ってみると、


なんとありがたい事に、道案内の看板があった!

細かい道や、距離まで書いてるから距離感が掴めてめっちゃ分かりやすーい。お願い
そーそー、こういうんが見たかったー。

3人で看板を眺め回して、現在地を予想。

戻らずに進めば、一の森方向と、行場へ行く道に分かれるはずなので、
やはり戻らずに進む事に決定!爆笑

子供達も、地図を見て進む事に納得したので
これで一安心です。DASH!



少し下ると、
切り立った崖と、開けた場所に出た!

なんか、小屋がたってるよ!キョロキョロ


次男が、ここなにー?
トイレー?
なんて失礼な事言ってるけど、アセアセ

とんでもございません!
ここは両剱神社という神様のおうちでした。


おっとここで!

さっき、一の森へ向かうと言って追い抜いて行かれたお兄さんが、神社のそばにいらっしゃいました!

どうやら休憩されていたみたい。

今度こそ!と思い、行場の場所を尋ねてみた。

お兄さんはとても詳しくて、
すぐそこの分岐を上に行けば行場があって、
行場の鎖が滑りやすいので迂回もできるし、
そこから上に進めば山頂ですよって、
親切に教えて下さいました。ルンルン

お兄さんありがとうーー!お願い


神社の裏に大きな崖。

長男がクライミング出来そうとか言ってる。

たしかに、剣山にはそんな雰囲気の崖や岩がいっぱいあったな。
でも、そんな岩はだいたい決まって神様の岩なので、登ったりする罰当たりな人は居ない。



子供達と、道中の無事を祈願。


神社の側に、行場への分岐がありました。キラキラ


子供達が案内看板を見ながらこう言ってた。
行場が分からなければ、
一の森へ行ってから尾根を戻って剣山山頂へ行くのはどお?って。

子供達がそんな元気があるなら是非、私もそうしたいけど、
一の森まで道のりが1.5キロくらいあるから、途中で「まだー!?」って文句言いそうです。タラー
でも、一の森も本当は行ってみたかったです。照れ


この分岐には、穴吹川の源流がありました!


さすが剣山やぁー

祖谷川といい、吉野川の支流は剣山を源にしているねー。


しばし、水に触れ合う。
冷たくて気持ちいい!照れ



綺麗な源流やぁ〜キラキラ

この穴吹川は、徳島のうだつの町並みの辺りで、吉野川と合流します。



大岩ゴロゴロの谷。

荒々しい源流の谷がダイナミックで迫力があった。


この辺りで、急に日差しが出て来ました。



ほんの少しの時間だったけど、

キラキラと光が差して。おねがい



さて、分岐から上がって行きましょう。


ほどなくして、ようやく鎖の行場に到着しました!爆笑


この行場がなかなかの鎖道で、滝汗
まさに今回の核心部でした!


続きます。👇