昨今の住宅リフォーム市場といえば、TVニュースで
悪質で低俗な詐欺事件ばかりが目立つように思える。
また、昨年の耐震強度偽装事件などは、実態的に
ようやく出てきた膿が政治的に一気に蓋をされた
ようにも思えるが、これらのニュースはまさに混沌と
した業界システムの幕開け時代に向かっているようにも
思える。
住宅リフォーム市場が注目をされたのは、実は、
バブルの前である。あのバブル景気が起こる前に
未曾有の世界大不況時代が到来するといったニュース
が一気に流れたことがあった。
そのときに建て直し、買い直しなど、もはや無理だが
住宅事情の改善はやむなしの状況になるので誕生する
のが住宅のリフォームだとにわかに脚光を浴びたのだ。
当時の産業界は新規事業開発のブームでもあった。
そのときに需要と供給は確かなのだが、なんせ住宅
市場は分譲新築一辺倒だったので、リフォームの
需要と供給を結びつける装置やシステムがなく、
これをどのように構築し、社会認知させ、潤滑な運営
に導けるのかが事業開発のネックだといわれた。
そして世間が驚くバブルが始まり、そして弾けて
いまの住宅リフォーム市場がある。そこにあるのは
詐欺事件と欠陥工事のニュースばかり。
住宅リフォーム市場は起業テーマのひとつとして
十分に設定できるのではないかと思いトピックスを
立てます。
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