皆様、こんにちは、寒く長かった冬もようやく過ぎ、温かな春の便りが届き始めましたね。ヨーロッパでは不穏な状態が続いていますが、強い平和への願いを伝え続けたいと思います。
さて、2月某日、BNLで学んでいるお子様たちを招待して特別な科学実験イベント授業を行いました。
BNLのオフィスのお隣りに名古屋支店のある、安積濾紙株式会社様の支店長様からお声がけをいただき、CSR活動(企業の社会貢献活動の一環)として
子供たちに濾紙を使った電池の実験体験してもらう特別授業を行えないだろうか?というお話をいただきました。 これまで、小学校などでは行ってきたそうですが、当校のような語学学校での開催は初めてのこと。 コロナ禍の影響もあり、イベントが少なくなっているのは当校の生徒様も同じです。生徒様の経験になるならと、喜んでご協力させていただくことにしました。
銅プレート、白色濾紙、黒色カーボン紙、マグネシウムプレートを重ねて電池を作り、LEDライトをつないで、水をつけてライトを光らせる実験です。 講師の安積濾紙様の説明に耳を傾け、見よう見まねで、お隣り同士で確認しながら、作業をすすめます。
英語を学ぶハルキ君8歳、ミツキちゃん5歳は英語で、フランス語を学ぶ6歳のコトコちゃん、サトコちゃんとゾエちゃん7歳はフランス語で、単語やセンテンスを確認しながら、そしてゾエちゃんの妹のソフィアちゃんも交えて、小さな手で紙や金属プレートを順番に間違えることなく重ねて電池を作り、水で光らせることができました。
別な日、12歳のフランス語を学ぶ双子のマリンさんとミランさん、 英語を学ぶ15歳のハヤト君、タイガ君には、少しくわしく電池のしくみも説明して、高学年むけの体験授業を行いました。
英語の回にはアメリカ人のケビン先生も参加して、興味深々でした。(余談ですが、ケビン先生はアメリカで電気関係の会社で働いていらっしゃった方です。)
ちなみにこの電池のしくみを使った非常灯は災害時など停電時のために販売されていて
安積濾紙様の濾紙も使われているそうです。 このように、普段は気が付かない、目に見えないところにも様々な技術や製品があって、私たちの社会や安全が幾重にも守られているんですね。
安積濾紙様のご厚意で家に帰ってお父さんやお母さんともできるように組み立てキットをお土産にもらえることになりそれぞれ好きな形(お花、カエル、熊、ハリネズミ…)のLEDライトを選ぶのも楽しそうでした。
子供たちにとっては それぞれ習っている英語やフランス語で生きた会話を使うチャンスであり、指を動かしながら新しい単語も繰り返し発音して覚えました。子供たちから、質問もたくさん出ました。
普段はセミプライベートでレッスンを受けている生徒様達にとっては同じ学校で学ぶ子たちと集う貴重な機会となり、英語を学ぶハヤト君、タイガ君兄弟にとってはこれから学ぶケビン先生との初の共同作業(?)にもなりました。(笑)
子供たちのいつもとは少し違った生き生きした表情や「不思議…」と頭をひねる様子、そして「できた!」のうれしい表情を見ることができ、このような機会を持つことができてよかったと思いました。
特別クラスなので、いつもとは違う時間帯に集まることになった生徒様もいます。時間を融通して参加できるようにしてくださった親御様、一緒に参加してくださった親御様に感謝します。
普段の「ご近所づきあい」がきっかけで、安積濾紙様からお話をいただき、(本来は小学生以上に行う)カリキュラムを当校の生徒の年齢層に合わせて内容や教え方を配慮し、また外国語学校の授業としての内容にも柔軟にご対応、ご準備いただき、このようなイベントが実現、成功しましたことに感謝します。
生徒さんが喜ぶこのような面白いイベントをまた開催できたらいいなぁと思います。
Véronique Dezonne
校長
ヴェロニック デゾヌ
ブリュッセル 名古屋 ランゲージ
450-0001 名古屋市中村区
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Tel : 052-564-5590
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