12月6日はセントニコラスデー
セントニコラスデーはベルギーやドイツなど中欧諸国の子どもたち(と、元子どもたち 笑)にとってはとてもとても大切な日。
もしかしたらクリスマスより大切な日なのです。なぜならサン・ニコラス(St.Nicholas)を
迎える日、ですから。
サン・ニコラスとサンタクロースはよく同じ、とか、似たような、とか元祖…などと表現されます。
例えば、来ている服が赤と白だとか、子ども達にプレゼントをくれる、とか。白い髭のお爺さん、だとか…。(ざっくりしすぎの表現ですみません)
違うところもあります。
例えば、サン・ニコラスの帽子と、サンタクロースの帽子は明らかに違います。
サン・ニコラスにはお手伝いのピート(とか国によっては悪魔や天使など)が一緒に訪れるけれど、サンタクロースは赤鼻のトナカイさんが相棒だったり、サン・ニコラスは小アジアのミラ(今のトルコ)に住んでいるけど、サンタクロースはノースポールだったり…。
総合的にいうと、サン・ニコラスは実在した人物(大司教)で、貧しい人を助けたり、たくさんの奇跡をおこした人で人々から尊敬をされている人です。
サン・ニコラスは子供たちの1年の行いをすべて記録している分厚いノートを持っていて、良い行いをしたこどもにはいいプレゼントをあげるけれど、悪い行いをしたこどもには石や石炭を渡すのだとか…。
で、その、サン・ニコラスが、な、なんと、
12月4日にBNLに、現れたのです!体の大きな、三角のお帽子に白いひげを蓄えた、不思議なオーラの「老人」が、St.ニコラスデーのために集ったBNLの生徒さんたちのところにゆっくりと表れて、なんだかいろいろな言葉で子供たちに話しかけます。そして、背負った大きな袋から本や地図や、「お金」やゲームやとにかくいろいろなものを出してお話をしてくれました。集まった子ども達は興味深々。
みんな、サン・ニコラスに手紙を渡したり、歌を歌ったり、ゲームをしたりして楽しみました。
サン・ニコラスの持っている手帳(金の本)には
驚く事にそこにいた全ての子どもたちの名前と、今年の行いが書いてあり、一人ひとり、名前を呼ばれて、今年した、良い行いを聞かれ、子供たちが英語やフランス語で答えると、サン・ニコラスは手帳を見ながらうなづいて
バックから、白い包みのプレゼントを一人ずつ手渡してくれました。
どうやらBNLには「石」や「石炭」をもらった子はいなかったようで、一安心!
そのあとは ヴェロニック先生の用意された
フルーツやジュース、ベルギーのクッキーやチョコレートにきみこさんが差し入れてくださったご家族による手作りのシュトレーンもみんなでおいしくいただきました! ご家族にも感謝します!
子供たちが、来年も「いい子」で頑張ろう!て思ってもらえるとうれしいです。