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アレッサンドロ=ストラデッラ

かやくりひMIDIデータ館に、イタリア・バロックの作曲家アレッサンドロ=ストラデッラのシンフォニア「イル・バルケッジョ」の第1楽章をアップしました。

ストラデッラについては、1970年にNHK-FMの「バロック音楽のたのしみ」という番組の中で紹介され、彼を暗殺しに来た刺客がその美しい演奏に心を奪われ、暗殺を取り止めたとのエピソードが心に残って、いつかその楽譜を入手したいと思っていました。

エピソードの紹介の時に曲もかかったはずなのですが、私は一度聞いたら覚えてしまうような音楽的な能力は持っていませんので、どんな曲だったか全く覚えていません。

先日、アトリエ・デ・くっきいずという輸入楽譜検索サイトを見つけてstradellaで検索して見つかったのが今回のシンフォニアです。

私は実はトランペットという楽器はあまり好きではありません。今回その第1楽章(本当はSpiritosa,e staccataとあるので、全体をスタッカートで貫いたほうがいいのかもしれません)を入力してみると、トランペットという楽器は華やかなバロック音楽には似あうものだと感じました。

ローランドのVSCではトランペットらしく聞こえますが、音源によってはそう聞こえないかもしれませんが。

メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番第4楽章および全曲をアップしました

かやくりひMIDIデータ館 にメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番の第4楽章および全曲をアップしました。

メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番第3楽章をアップしました

かやくりひMIDIデータ館 にメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番の第3楽章をアップしました。

残りはフィナーレのAllegro moltoだけになりました。

それにしても、現在使用しているオイレンブルグ版はミスが目立つなあ。

なぜ判るかというと、先日メンデルスゾーンの弦楽のための室内楽全曲(弦楽のための交響曲および習作は除く)のドーヴァー版スコアを入手したからです。

ほかのパートにあって、そのパートにも付点、スラーなどが付くべき箇所になかったりする箇所がおかしいと思ってドーヴァー版も見比べてみると、ドーヴァー版では付いているのです。

2つ以上の版で見比べることの大切さを思い知らされます。

メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番第2楽章をアップしました。

かやくりひMIDIデータ館 にメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番の第2楽章をアップしました。

第1楽章はおじさん(ムーミンさん)のご指摘を受ける前に着手したから、と強弱の変化(フィンガー単位のvコマンド)を付けずに音量(メンバー単位のVコマンド)のみを変化させたのですが、4分の3が残っているので、この際思い切って強弱変化を付けることにしました。デシベル値に近い数値だということで、これまでのVコマンドは絶対指定で記述してきたのですが、両方を絶対指定にするとかえって混乱しますので、vコマンド(強弱)を絶対指定、Vコマンド(音量)を±符合の付く相対指定で記述しました。

そうしたら、音量変化だけを施していた時は、幕の降りたステージの向こうで演奏しているようだったのが、幕が開いたステージの演奏を目の前で聞いているような違いが出たように思います。

この楽章は明示されていませんがスケルツォで、ベートーヴェンのOp.135の時にも言及したことに関連しますが、トリオに当たる部分、ベートーヴェンほど徹底したものではありませんが、ヴィオラとチェロがオクターヴ・ユニゾンを続ける箇所がかなりの部分を占めています。こんなところもヘートーヴェンを意識した曲作りなのかな、と思いました。

モーツァルトの協奏交響曲の第3楽章、全曲をアップしました

かやくりひMIDIデータ館 にモーツァルトの協奏交響曲 K.364の第3楽章および全曲をアップしました。

4月に第2楽章をアップしてから、3か月もかかって全曲をアップできました。

全曲完成を機にローランドVSCで試聴したところ、ディスプレーにSinfonai Kozertanteと流れるではありませんか。

3月に作り始めて本日に至るまでの4か月、まったく気付かずに来てしまいました。

すべてSinfonia Konzertanteに書き直し、アップし直しました。

読み間違えやすい言葉

ドラマTRICK(Kは実際は鏡文字)でヒロインの山田奈緒子が「鍋まいて」などと言うのは「渦」を「鍋」だと思っているからでしょう。

それに対して「糾弾」を「きょうだん」と言ってしまうのは、「叫弾」と読んだというよりは「叫」が「きょう」なのだから「糾」も「きょう」と読むのだろうという思い違いのように思います。

我々入力者が思っている以上に読み違いをしているかもしれないと思ったのが、最近自分で犯した「慧眼」を「彗眼」と読んでしまった誤り。本を読んでいてのことでしたが、「慧眼」という言葉を知っていながら「彗眼」と読み間違えたのです。

聴者は音で聞いて読み方を知っているから音声と文字を両方を比べて、たとえ「慧眼」に初めて出会ったとしても「けいがん」と読むことが解ります。

ところが聴覚障害者の場合、「慧」の字に初めて出会って、似た字に「彗」があるとなると「すいがん」と読んでしまうかもしれません。

折にふれて読みがなをつけることの必要性を感じました。

そんな言葉を集めていきたいと思います。

どこまで集まりますかねえ。

読み違い語欄では読みがなを先にし、正しい言葉欄では漢字を先にしてみました。

読み違い語 → 正しい言葉

「⇔」は正誤関係ではなく相互に誤りやすい言葉

あ行
おせん → すいせん(推せん)
か行
かしきん(貸金) ⇔ しきん(資金) ⇔ ちんぎん(賃金)
NEWかよった・かよって(通った・通って) ⇔ とおった・とおって(通った・通って)
きち(基地) ⇔ ぼち(墓地)
きちがい(気違い) ⇔ きづかい(気遣い)
きょうだん → 糾弾(きゅうだん)
けんえい(顕影) → 顕彰(けんしょう)
こらん → 胡乱(うろん)
さ行
さがみ(相模) ⇔ すもう(相撲)
しゅぶん(主文) ⇔ ちゅうもん(注文)
調べあげる ⇔ 調べてあげる
すいがん(彗眼) → 慧眼(けいがん)



メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番第1楽章をアップしました

かやくりひMIDIデータ館 にメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番ヘ短調の第1楽章をアップしました。

この曲データも、おじさん(ムーミンさん)のご指摘を受ける以前に着手していたため、音量指定のみで、強弱の変化はごく一部を除いて施しておりません。

モーツァルトの協奏交響曲の第1楽章をアップしました

かやくりひMIDIデータ館 にモーツァルトの協奏交響曲 K.364の第1楽章をアップしました。

この曲の第2楽章をアップした時点では、まだおじさん(ムーミンさん)にご指摘いただいた強弱指定がなく音量調節のみのデータづくりをしていましたので、整合性を持たせるために、今回完成した第1楽章、そのうち完成するであろう第3楽章ともに音量調節のみのデータづくりにします。

ただ、ソースをご覧いただくと判るように、第1楽章、第2楽章は、何も指定をしていないパート(フィンガー)もすべて記述しているため、膨大な無駄遣いをしてしまいました。第3楽章は何もしない部分はカットして節約に努めることにします。

ベルリオーズの幻想交響曲第2楽章ワルツをアップしました

かやくりひMIDIデータ館 にベルリオーズの幻想交響曲第2楽章ワルツをアップしました。

この楽章は全曲中でいちばん編成が少ないので、ほかの楽章のデータを入力するとなると、楽器編成に工夫をしないといけないことになります。

対面作曲家の死

私がこれまで対面した作曲家は、原博さんと吉岡しげ美さんの2人だけです。

高校生の時、「音楽の世界」という月刊誌を購読していて、ちょうど大学受験の折、この雑誌に原博さんと懇談する会のお知らせがあったので、受験後に原さん宅を訪れたのでした。

「鹿嶋パラダイス」など、テープによる自作を聞かせていただき、ピアノすら弾けなかった私が「将来、交響曲を作曲できればと思っています」と言ったのに対して「それなら、ソルフェージュを勉強しなさい」とおっしゃいました。

1曲でも作曲をしたい夢を完全に諦めたわけではありませんが、基本的に原さんのご指摘が正しいのだろうと思っています。

この原さんが、2002年2月13日に亡くなったことを、本日知りました。

以前このブログで書いた、フリードリッヒ=グルダさんが亡くなったことを知ったことに匹敵するぐらい、ショックで、同じくそれを知らなかったことぐらいに悔しい。