モーツァルトのポストホルンセレナード第5楽章をアップしました | かやくりひblog

モーツァルトのポストホルンセレナード第5楽章をアップしました

かやくりひMIDIデータ館 にモーツァルトのセレナード「ポストホルン」の第5楽章をアップしました。

このデータ作成にあたって、おじさん(ムーミンさん)のアドバイスを参考にしました。

Museにはメンバーの全体に効果を及ぼすVコマンドと、メンバーの中の10のフィンガーという発音単位のそれぞれに別個に作用を及ぼすvコマンドがあり、マニュアルではVは音量、vは強弱と表現しています。

私はMuseで音量の変化を付けるようになって半年ぐらいにしかならないのですが、前に書いたように、記述が長くなることを嫌ってVコマンド専用のフィンガーを設けました。私の扱うのが主に擦弦楽器や吹奏楽器なので、Vコマンドで支障ないと思ったのです。

音量と表現されたVコマンドは擦弦楽器や吹奏楽器に代表される持続音に作用し、漸増や漸減、つまりクレシェンド、ディミヌエンド(デクレシェンド)も指示できます。

強弱と表現されたvコマンドはピアノに代表される打弦楽器や木琴に代表される打楽器、ギターや三味線に代表される撥弦楽器のように発音後に減衰していく音に作用しますので、漸増や漸減を指示すると、自然界の楽器への効果としては不自然なものになります。

どうやらムーミンさんのように聴く耳を持っている人には、Vコマンドだけで強弱を付けようとすると、強弱を付けて楽器を演奏しているのではなく、一定の音量で録音した曲をステレオ装置のボリュームダイアルを動かして音量変化をさせようとしているようなものだと気付いてしまうようです。

そこで、今回は基本的にはvコマンドの強弱でフォルテやピアノを表現し、クレシェンドやディミヌエンドのみVコマンドの音量変化を施してみました。

今回の曲のできは、いかがでしょうか?

ところで私にはこのVとvの違い、実のところ、まだ完全には理解できていません。これまではdB値とほぼ相関関係にあると思っていたのが、マニュアルを読み返すと、総音量はvとVの積で決まるとあります。そうすると、最大値を取ってv127V127とした場合、値は16129になってしまい、dBとほぼ相関関係にあるなどとは言えなくなってしまいます。では、コマンドに添える数値は常にvとVの積を意識し、その約100分の1がdBの近似値になると理解すればいいのでしょうか?