シューベルトのD.944第2楽章 | かやくりひblog

シューベルトのD.944第2楽章

きょう、あるテレビドラマで流れた音楽が、シューベルトのハ長調の大交響曲(20世紀には7番とか9番とかいわれていた曲)D.944の第2楽章の、伴奏部だけの演奏だった。

この曲は、オーボエが奏でる主題のメロディーが出てくるまでは、たしかにきょう流れていたのと同じ伴奏が4分の2拍子で7小節分続きますが、7小節どころではなかった。

19世紀の作曲家のものだから、著作権の問題は発生しないと思いますが、多くの人が知っているこの曲を、こんな扱いをしてしまっていいのだろうか?

愛着のない曲だったらどう扱われてもこんな感想は持たないのだろうけど、この楽章のカール=ベーム指揮ヴィーンフィルの鄙びたオーボエの味わいが忘れられないので、改竄してほしくないと思ってしまうのです。