団塊ジュニア世代の私。

 

物心ついた頃には、長嶋茂雄は

既に現役を引退しており、

野球に興味を持ち始めた頃には、

巨人軍の監督(第一期)すら

退いた後でした。

 

そのため、長嶋さんという人物から

受けるイメージは、いわゆるひとつの

「浪人時代」と呼ばれた文化人としての

印象が、第二期の監督時代までは

強かったです。

 

紛れもないレジェンドであった事は

理解しつつも、「ヘイ、カール!」に

象徴される「おもしろ野球おじさん」という

認識でおりました。

 

 

 

そんな長嶋さんが浪人真っ只中だった

1990年頃、高校の同級生と地元の

楽器屋に足を運んだ私は、

4枚千円で発売されていた

中古レコードを購入しました。

 

その中の一枚が、「さよなら!長嶋」

という曲でした。

 

私は長嶋ファンでも巨人ファンでも

ありませんでしたが、なんとなく

溢れるB級感に思わず手に取った次第です。

 

まだ家の中のどこかにはこのレコードが

あるはずですが、発掘できませんでした。

 

私が購入したのは、こちらのブログで

紹介されている、長嶋さんの写真が

用いられたジャケットのものです。

 

ところが今回調べてみると、

イラストのジャケットの

バージョンもあったようです。

 

これは推測なのですが、イラスト版が

1974年の現役引退時に発売された

もので、写真版が1980年の監督

退任時に再発されたものでは

ないのかなと思われます。

 

本人の写真が使われているので、

ある程度オフィシャルなものでは

あるのでしょう。

 

 

 

歌っているアーティスト名は

「シーズン・オフ」。

 

詳細は不明なので、企画物かなとも

思うのですが、そういう名前の

フォークグループが存在したという

情報も僅かに見つけました。

 

作詞・作曲をしたのは、島倉千代子の

「人生いろいろ」の作詞や、

天童よしみの「珍島物語」の作詞作曲で

知られる、中山大三郎氏。

 

私は結局、この曲を購入直後に

聴いたのみで、その後はレコード

プレーヤーも処分したので、

聴く術もありませんでしたが、

改めて聴くと結構良い曲かもと

思いました。

 

ネットで調べても、Youtubeにアップ

されているのが奇跡的と思えるほど、

この曲の情報はほとんど無いので、

当時も話題になる事は無かったのでしょう。

 

選手や監督としての長嶋茂雄ではなく、

人間・長嶋茂雄に「さよなら」を

言う時が、この昭和100年に

訪れてしまいました。

 

この埋もれていた名曲を聴きながら、

長嶋さんを悼みたいと思います。