一条橋電停と、その隣の清和学園前

電停は、僅かに63mしか

離れていません。

 

これは日本の鉄道の中で、

最も短い隣接駅間距離です。

 

少し離れた場所からだと、

このように2つの駅を

1枚の写真に収める事も出来ます。

 

一条橋電停から清和学園前電停まで

歩こうとすると、線路沿いは

歩道がなく危険なため、

一度道路を横断して歩道を進み、

再度横断歩道を渡る方が良いので、

見た目よりは距離を感じます。

 

もっとも微々たるものですが。

 

こんどは清和学園前電停から

一条橋の方を見るアングルです。

 

ホームの先端からだと、

川を越える小さな橋を挟み、

両駅間が僅かな距離である事が

実感できます。

 

 

 

それでは何故このように、

ごく近い場所に電停が並んで

しまう事になったのでしょうか。

 

開業は一条橋電停の方が先で、

1911年開業と、実に110年以上の

歴史があります。

 

清和学園前電停の開業は1985年と、

まだ40年足らずの歴史です。

 

清和女子中学校・高等学校が

付近に移転されたのを機に、

生徒の通学の利便性向上を目的に

設置されました。

 

一条橋電停も存続されたため、

バス停でもなかなか見かけない、

至近距離の駅間が誕生したのです。

 

 

 

ところが、私が旅を終えて

戻って来てから、清和女子中高が、

2026年度末で閉校という

ニュースを耳にしました。

 

生徒の利便性向上のために

設置された電停である上に、

これだけ隣駅との距離が近ければ、

閉校後は整理されてしまっても

何らおかしくありません。

 

この短距離駅間を体験したいのなら、

お早めに行う事をおすすめします。

 

 

 

つづく真顔