2022年夏の豪雨で一部区間が

長期運休となっている津軽線ですが、

休止区間の廃止の方向となったようです。

 

まさにその2022年8月、

私は三厩から青森まで津軽線に

乗車する計画だったのです。

 

その直前に襲った豪雨で、

またの機会にという事に

なったのですが、当時はまだ

被害状況が明らかでは無かったので、

「またの機会」が永遠に訪れない事に

なってしまうとは思いませんでした。

 

津軽線はかつて、一部区間が本州と

北海道を結ぶ津軽海峡線の一部分で

あったので、その区間に関しては

乗車しましたが、それ以外の区間は

未乗のまま終わってしまう事に

なりました。

 

 

 

思えばこういう事は何度かあります。

 

ローカル駅の駅前で発売されていた、

名物和菓子。

 

鉄道が廃止されてもバスターミナルとして

存在感を発揮し続けた名駅舎。

 

いずれも私が訪れる何ヶ月か前に

消滅してしまいました。

 

こうしたタッチの差で間に合わなかった

物もあれば、やはり災害で命脈を絶たれた

岩泉線のように、ギリギリ体験が叶った

物もあります。

 

 

 

私は鉄道趣味に関しては

リアリストの側面があり、

「無くなる物はしょうがない」と

考えております。

 

それでも、乗りに行く機会は

あったはずなのに路線が

廃止されてしまった時などは、

程度の差こそあれ、後悔の念に

苛まれます。

 

「一期一会」という言葉の意味を

噛み締めながら、今後もこの趣味を

続けていきます真顔