偕楽園から出まして、

偕楽園駅を近くの跨線橋から

見てみました。

 

これを見る限り、上りの線路側にも

ホームを設置するスペースは

無さそうって訳でもありません。

 

実際1993年春に限り、

全国都市緑化フェアのために

上りホームも設置されたという

歴史があります。

 

確かにこの時期のみ、時刻表の

常磐線上りページにも偕楽園駅の

表記があった事を記憶しています。

 

実績があるのだから、上り線にも

ホームを設置すれば便利なのにと

思うところです。

 

しかし実際に現地を訪れ、

それは難しいと感じました。

 

改札を下りホームと共用するのであれば、

跨線橋で下り・上り両ホームを

繋ぐ必要がありますが、

下りホームの狭さから、

そのスペースを捻出するのは

困難と思われます。

 

現状はバリアフリー化されていますが、

上記のような構造の前提であれば、

エレベーターの設置なども

難しいので、バリアが出来てしまいます。

 

構内踏切を設けて両ホームを結べば

安上がりではありますが、

貨物列車も走る常磐線の運転間隔を

考えれば、非現実的です。

 

上りホームは上り専用の改札口を

設けるという手もあります。

 

しかしこれも、上り線路と

隣接する道路には歩道がなく、

その整備もしなければならないという

ハードルがあります。

 

さらに偕楽園との往来には、

跨線橋を通る必要があるため、

下りホームと比べると、

行き来が面倒で時間も掛かります。

 

結論としては、上りホームも確かに

あれば便利ですが、多大なコストを

掛けてまで整備するようなものでもないと

いったところになるのでしょう。

 

 

 

つづく真顔