こちらは福島駅西口。

 

所謂新幹線口にあたります。

 

福島市のご当地キャラクター、

「ももりん」の姿も見えます。

 

駅から北に少し歩きますと、

踏切が見えます。

 

曽根田踏切と言います。

 

ここがまさに、アプローチ線工事の

最前線となっております。

 

※安全には十分配慮して撮影しております。

 

踏切から福島駅方面を見てみます。

 

鉄道好きの方ならお分かりかと

思いますが、これは標準軌の

線路になります。

 

標準軌というのは、レールとレールの間が

1435mmとなる線路です。

 

JRの在来線は、基本的に1067mmの

狭軌を採用していますが、日本で

二か所のみ、標準軌の区間があります。

 

そう、ミニ新幹線(山形新幹線・

秋田新幹線)が乗り入れている区間です。

 

ここはその内の一つであり、元々は

奥羽本線の一部であり、現在でも

正式な路線名は「奥羽本線」ですが、

1992年7月の山形新幹線開業に伴い、

狭軌から標準軌に改軌され、

新幹線乗り入れ車両のみならず、

普通列車も標準軌用の車両が

走る事となりました。

 

「つばさ」は「山形新幹線」と

呼ばれますが、この区間の普通列車は、

「山形線」の愛称で呼ばれています。

 

アプローチ線建設に伴い、線路の移設が

必要になった模様で、左側から右側に

切り替わっています。

 

 

 

さて、画像の真ん中辺りを見ると、

他とは繋がっていない、

新幹線の橋脚らしき構造物と、

左側には建設中の構造物が見えます。

 

これこそがまさしく、アプローチ線の

橋脚となるものです。

 

こちらは山形方面。

 

線路の上を跨いでいる高架が

東北新幹線で、左側に見える高架は

東北新幹線と山形新幹線(山形線)を

繋ぐための線路です。

 

将来的にはこの線路は下り専用となり、

新設されるアプローチ線は上り専用と

なるのですが、アプローチ線は高架から

この東北新幹線の下を潜る必要があり、

素人目にも、かなりの急勾配に

なるだろうなというのが予想できます。

 

山形新幹線が開業して30年以上が

経過しているというのに、

ようやくこの工事が進められているのは、

難工事が必至だったからなのです。

 

姿形は見えてきましたが、それでも

工事完成は2026年度末との事で、

まだもう少し時間が掛かりそうです。

 

 

 

つづく真顔