七飯駅~大沼駅を結ぶ2つの線路。
路線名称で言えば、2つとも
「函館本線」です。
途中駅ありの路線が本線で、
途中駅なしの路線が支線という
扱いになります。
支線の方は、正式名称ではなく
通称ですが「藤城線」や「藤城支援」と
呼ばれており、ここでもそう呼ばせて
いただきます。
藤城支線の歴史は意外と新しく、
本線仁山駅付近の急勾配を避けるため、
1966年に下り列車専用線として
建設されました。
下り列車の内、特急・急行などの
優等列車や、貨物列車は藤城支線を経由し、
上り列車は全て従来の本線を
走るようになりました。
下り普通列車は、基本的には本線を経由し、
本線上にあった渡島大野と仁山の
2つの駅に停車していました。
しかし、渡島大野も仁山も小さな駅なので、
普通列車の中にも、藤城支線を走行する
列車が何本か設定されていました。
事実上の通過扱いです。
転機となったのは、2016年の
北海道新幹線開業。
渡島大野駅は、北海道新幹線の暫定的な
終着駅になる事が決まり、駅名も
「新函館北斗」と改称しました。
新函館北斗駅は、函館本線との
連絡も考慮する事となったので、
従来藤城支線を走行していた特急列車は、
全て本線経由に変更となり、
全列車函館北斗駅停車となりました。
そうなると、藤城支線を走る普通列車は
どうなるのか注目されましたが、
1日3本、藤城支線経由の普通列車が
残される事になりました。
新幹線ターミナルを事実上通過する
普通列車が残された事になりますが、
新幹線への連絡は、他の列車が
カバーしているので、ダイヤ上は
問題ありません。
ただ、事情を知らない旅行者が、
新函館北斗駅に当然停車するものだと
思って乗車したら、あらぬ所に
連れていかれたというケースは、
当然あり得ると思います。
1日3本しか無い、貴重な藤城支線の
普通列車に乗り込みました。
車内は意外と混雑していましたが、
新函館北斗駅をスルーしてしまう
列車が設定されているという事は、
地元民の需要もそれなりに
あるのでしょうね。
列車は前回お見せした高架線を
進みます。
先ほどまで乗っていた本線の
線路を見下ろす形になります。
本線や新幹線の線路とも
結構離れる事が分かります。
大沼駅の一つ先、大沼公園駅で
下車いたしました。



